2020年2月18日火曜日

新型コロナウイルス(COVID-19)感染症を受けてRISC-V勉強会 2020/02 を中止決定しました

わざわざブログに書くか悩んだのですが、そこそこ苦渋の上で判断したため書き留めることにしました。
ちょっと長いので最初に箇条書きでまとめを書きます。


まとめ

  • 60人程度の参加者がいる技術コミュニティのイベントの運営お手伝いをしている。開催中止を提案し実行した。
  • 草の根活動でお金がかかっていないイベントでも中止については苦慮した。
  • コミュニティの誰が中止を提案してもよいが、一定の役割を担っている人が率先して動くことには意義があると考える。
  • もっと早く中止の可能性を考慮し相談できたタイミングがあるが、残念ながらそこまでの配慮に至らなかった。

イベントの概要と私の関りについて


私はRISC-V勉強会のイベント開催告知などをお手伝いしています。
主催者は別の方ですが、勉強会のアナウンスなどをしていることから運営側ということができます。

RISC-Vミートアップ
https://risc-v.connpass.com

RISC-Vミートアップという名前でconpassにページを立てており、2019年12月に発足したまだ若いコミュニティです。
できるだけ毎月やっていこうということで2月も開催する予定で話を進めており、2/7(金)にイベントページを公開しました。

この段階で関与しているキーメンバーは以下になります。
発表者さん
セミナー形式で前で話してくださる方。今回は2名。
会場提供者さん
ご好意で会場を提供してくださる法人。
主催者さん
もう一人の方ですね。
私(運営サポート係
上に書いた通りです。

ここにイベントページで参加登録してくださる一般参加の方が追加されるという形です。
キャンセルを発行した2月15日(土)の段階で56人の方が登録されていました。
よって、影響は60人近くに及んだものです。

影響の見守りと中止判断


新型ウイルスの影響については、隣国である中国で発生し感染拡大が続いていることから当初より個人的には注目していました。
しかしながら、開催告知の2/7段階では国内において行動制限すべき理由は特に見当たりませんでした。よって、イベント開催告知を行いました。

その後、日に日にニュースで伝えられる情報が変化し怪しくなっていきました。
例えば、春節が感染拡大防止のために延長される,大型の国際イベントは次々に開催休止を決定する,中国渡航者については14日の入館制限を設ける会社が増える などです。
運営の立場としては、自主的に大きな経済的損害を得る行動制限をBCPの観点から選択する法人が急激に増えていることについて憂慮していました。

ただ、この時点でも国内においては感染者が発見されてもその経路が明らかでありこの状況においては安心といえるものだと認識していました。
一方で、経路がすぐに判別できない感染者が発見された場合はいよいよと考えており、このターニングポイントが2月14日(金)の各種ニュースです。

ニュースを踏まえ、キーメンバーの皆様に以下のようなメールを送信させていただきました。
土曜日にもかかわらず、午前中には全員から合意を頂きまして、イベント中止のアナウンスをさせていただきました。


中止に際してのキーメンバーとのやり取り

次のようなメールを送信しました。
読み返すと、機敏って使い方間違ってるだろ とかツッコミどころがありますが…。
ポイントとしては、比較的強い言葉を意図的に用いて決意を表明する形としました。
送信先のキーメンバーは顔見知りであるため、期日設定するほどではないと理解するものの、万が一不達の場合に備え、一人の責任をもって対応できるように名言しました。


================================ メール本文 ================================

To:主催 xxxxさん。会場提供いただけるxxxxさん 及び発表者の方
お世話になっております、雑務させていただいています nekomatu こと xxxxです。

こちらですが、勝手ながら相談と言いつつほぼ余儀なく "中止" させていただければと存じますがいかがでしょうか。


皆様にはお忙しいところ多大な協力と調整を頂いている中、このようなメールを出すのは恐縮ですが、新型ウイルスによる影響は既に広く知られているところでありご理解いただけるものと考えております。
雑用係とはいえ、皆様の安心安全の確保が十分に難しいと判断される場合には一定の覚悟を持ち相応の行動をとることが一社会人としての責務と考えております。
事態は機敏に変化していると言わざるを得ないため、今回に限り期限を区切って中止の相談をさせていただきます。18日(火)午前10時までにお返事いただけない場合は私個人の責任において開催を中止させていただきます。

以上、何卒ご理解いただければ嬉しく存じます。

以下は本メールを出す根拠としたものです。

*中止を判断すべきと考える状況
新型ウイルス 国内で新たに日本人8人感染確認(2月14日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200214/k10012286501000.html
北から南まで幅広く感染が確認されました。

新型肺炎、水面下で拡大の恐れ 見えない感染ルート
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55610720T10C20A2EA2000/
既に感染ルートをトラックできない発症が観測されています

xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx(とある企業さんの従業員感染のプレスリリース)
https://xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
拠点について明記されていませんが他のニュース報道と合わせるとxxxxx(山手線沿線)のようです。

その他各種イベントの中止決定が観測されています。
https://xxxxxxxxxxxx
https://xxxxxxxxxxx

状況としてこの向こう2週間で状況が好転する見込みを見出すことはできません。
よって、私は速やかに中止の判断を実施し、皆様にお伝えすることが最大の損失低減であると確信しています。

================================ メールここまで ================================


中止判断のトリガーになった主なニュース





2019年12月31日火曜日

2019年を振り返る

転職して1年が経ちました。
2017年は書いてないらしい
2016年を振り返る
2015年を振り返る
2014年を振り返る
2013年の仕事やまとめっぽいもの
2012年今年もありがとうございました

うーん久しぶりのブログでそもそも2019年って何してたかなーという気持ちです。
自分は思い出とかすぐに忘れちゃうので書き溜めて行いとダメなんですよね。

仕事関係

現在の会社にも1年以上お世話になっています。ありがたいことに評価もぼちぼちよくて。ただし、後半は失速してしまったので少しバランスを欠いたなーという感じです。
会社がめちゃくちゃ大きくて、Linuxカーネルやディストリビューションをこしらえる部署にいます。今はカーネル専門でやらせてもらっているので毎日学びです。
昔からLinuxやっているつもりではいたのですが、専門でそれをやっている部署なので今までだったら見ないような部分も緻密にやっていて今までLinuxなんも知らんかったんだなぁと実感していますね。使うだけと実装まで見切ってテスト作ってみたいなことは初めてです。Linuxカーネル1年生の気持ちで取り組ませてもらっています。

そして、毎日英語でワークログを書き、週1で英語でボイスミーティングとかしててもう英語のボトルネックが酷いので英語教室に週2で7月から通っています。へとへとなところにそれやって意味あるんか?とかさらにへとへとになっているんだが… とかあるのですがまぁそれはまた機会があったら。


技術コミュニティ関係

社内で1000人以上規模のイベントをお手伝いしたり、社外では学生の頃に知り合った方のお手伝いをしたり。会場係的な部分でお手伝いしました。


VR関係のことはちまちまと続いてやっていまして、技術同人誌、ビデオ作り、ホームページ作り、独自ドメイン取得… みたいなことをやっていました。
表立ったところだと技術書典6(4月)、技術書典7(9月)。VRM勉強会2回(5月)に発表したりしました。動画は10本以上作ってた…。ブログ書く代わりに動画作ってたんですね~。
イラストやロゴ発注とかもしてクリエイターさんにオーダーを出して物を作っていくというところにもチャレンジしたりしました。

活動の中で新しい友人も増えたのでありがたいことです~。

健康とか

いあー歳? 転職・英語・イベント準備・Vの活動と色々やりすぎて身体が追い付かずに11月ごろにぷしゅーっとなってしまいました。とほほ。
割と機会があるとほいほいと手を挙げてしまう癖があることが分かってきたので、2020年は完全回復するまではお断りさせていただきながら絞ってのほほんと生活するように心がけたいと思います。


2020年は?

うーん。今年ってもう終わるんですか?みたいな感じで実感があまりないのですよね。今年はとてもなんか暖かくてぎりぎりまで葉が色付いてたりしたし。
まだまだ見えてる範囲でやれたらいいこととかはあるのですが、上手にこなせないばかりかそのための元気が失われてるところがあるのでまずは元気チャージしつつできることを増やしていこうという感じで行きたいと思います。ではでは。

2019年11月29日金曜日

Python2 countdown

  •  今から出す商品はPython2で出荷してはいけない という極めて強い気持ちを持たなければいけない
    •  過去の資産を活かす という名目で常に使い続けようとする力学が働きがちだが長期的に様々な問題を抱えることになる
    • 移行を遅らせれば遅らせるほど、移行が大変になる。問題が長期化しどうにもならなくなっていくというのがよくあるケース
  •  使えるライブラリがなくなる -> 拡張ができなくなる。製品価値の拡充が困難になる
  •  関連する情報が増えなくなる -> 調べるのに時間がかかる。聞く場所がなくなる
  •  エンジニアのやる気が下がる -> 所属する部署への不満向上・採用で不利
  • 既に出荷済み製品を移行するのは困難なことが往々にしてある
    • QAコストが高い
    • 一方で次期製品にも採用するプラットフォームと決め込んで、まず最初に既存製品へ展開すると位置付け成功してるところも結構聞く

システム系とアプリ系の概念

  •  Pythonには2つの使われ方があることを認識しておくと良い
    • シェルスクリプトの高級版として利用されている側面
    • アプリ作成のための側面(機械学習、Webアプリのバックエンド)

2019年10月30日水曜日

テレビを買ったらU-NEXTの1ヶ月無料体験がついていたのでたくさんの映画などをみた。

伊藤計劃4部作やバーフバリが新しく見た作品ですねー。ハーフバリは気分が高揚して大変楽しいでしたw 伊藤計劃4部作は元々メタルギアとか好きな私にはおおむね好きな感じでした。ハーモニーがなんや百合やんけってなったので良かったです。
  • ヤマカシ
  • 虐殺器官
  • ハーモニー
  • 屍の王国
  • バーフバリ
  • バーフバリ2
  • サイコパス1期
  • トロンレガシー
  • The Good Doctor(4K)

一部できないものもあるが、1.8倍速で見ることができるのでその点は嬉しい。
UIや検索性もよく概ね満足だったが、月額料金が高く定常的にみない自分には合わず解約した。

他にも見たかったものがあるが、ラインナップになかったものもいくつかありました。
  • 悪女
  • キルビル
  • サイコパス劇場版の三部作(これは他でもまだローンチされてないみたい)

見放題で往年の名作がふらっと見れるのは良いですね。Netflixが流行るのも大変よく分かります。YouTubeでだらだらするならNetflix みたいなバチバチ感をちょっと感じました笑

2019年10月4日金曜日

プログラミング言語を選ぶことについて

Rust本を読んでる友人とプログラミング言語に関して話したのだけど今急に思うことがあった。
自分は言語を選択するというよりは使いたいAPIや、いってしまうとアプリで言語を選んでる。んで、これは多くの人がそうなんじゃないか説。やりたいことに対して構成するライブラリやサンプルがあるか調べて書くから。
これがソフトウェアアセット、エコシステムの圧倒的な強さ。
そこをひっくり返す程のモチベーションは一般的にはそんな多くないと思われる。