2020年11月4日水曜日

坐骨神経痛を発症してしまってトリガー治療を実施中

皆さんは坐骨神経痛って知っていますか?頭が痛いことを頭痛、腰が痛いことを腰痛というように、坐骨神経周りが痛いことを総じて坐骨神経痛と呼ぶようです。
坐骨神経ってどこ?というと、お尻から太ももの裏、ふくらはぎに走っている大きな神経のことで、やはり痛みもお尻から足の裏に出ます。

最初の症状は腰痛から

一番最初はいわゆる腰痛として発症しました。夕方の買い物に出かけたら歩いて痛くて薬局で湿布を買いました。貼った効果はスースーとした清涼感はあるけど鎮痛効果は全く感じられませんでした。ひとまず、横になると痛みはなかったので疲れてぐっすり寝ました。

しかし、翌朝に目が覚めると既にあの痛みが現れていました。初期症状は1週間前からありましたが悪化は2日間ぐらいで一気に悪くなった状態でした。最初に悲鳴を上げたのがトイレで座ったときにビリビリと腰に響きました。その日は月曜日だったので午後休を取って病院に行こうとしたのですが、痛すぎて脂汗が出るほどで何も考えられなかったので早々に全休に切り替えました。座ることもできないし腰が曲げられず靴下も履けない。毎週通っている英語はもう無理だなとか、仕事どうしようとかだいぶ参りました。

治療開始:整形外科からトリガー鍼へ

 まずは最寄りの整形外科に通院しました。触診・問診・レントゲン検査をしました。
レントゲン検査では、脊椎に異常認められない。L5(一番下ので仙骨と仙椎)がやや狭いかもしれない。(異常があるとは言えない)
20代後半男性・在宅勤務・仰向け右足上げで症状が強くなる と言ったあたりから「椎間板ヘルニアの疑いあり」と診断されました。
その結果、1週間後の再診と痛み止めにロキソニンとコルセットが処方されて終わりました。
それだけかい…という感じでだいぶ困ってしまい、何しろ痛みで生活がこのままではままらないのでその場でスマホで他の策を探しました。

確か検索キーワードとして、「腰痛 痛い 急性」といったもので調べたと思います。
激烈な腰痛がたった半日で治った話 - note
こちらの記事がヒットして、主訴などが一致していたことから関心を持ちました。そして、なんと紹介されている治療院が偶然通えるところにあったので電話したところキャンセル空きがあって11時30分に予約を取ることができました。しんどすぎたので時間まで覚えてます。ホームページは正直胡散臭くてうーんと思ったのですが、初診では身体検査と説明に30分かけると記載があったので行くことにしたのでした。

どうにかこうにか、治療院に来て検査と説明を受けました。プランは3つあって単純に治療にかけられる時間と料金が比例している感じでした。営業トークかもしれませんが、酷いので正直一番高いプランを受けてもらったほうが良いと提案されて1時間コースを受けることにしました。
鍼の経験はなかったのですが、針が刺さること自体には痛みは感じませんでした。この時は腰痛が酷すぎてそちらに痛みがマスクされていたらしく治療中も特に覚えがないです。
ひとしきり療法が終わって身体検査をもう一度すると痛みは10が4ぐらいになっているし何より動けるようになったので本当に驚きました。
効果を疑っていましたがここまで変わってしまうとさすがに信じるしかなく、安心して回数券5回を購入し週一で通うことにしました。
翌日はさらに改善してすっかり腰の痛みはなくなりました。3日の間に動けなくなる状態から動ける状態になるというジェットコースターのような身体の変化で、小さい段差によろけました。

椎間板ヘルニアを疑われましたが、針治療で効果が劇的にあったので骨に対する外科的治療が必要な類ではないのだろうなという確信をある程度持ちました。

これでめでたしめでたしと終わればよかったのですが、まさかまだ続くとは思っていませんでした。

症状が腰痛から右側の坐骨神経痛に変化

週一ペースで針治療を受けることにしたわけですが、2回目に通うときから坐骨神経痛にシフトしていたと思います。正直、腰痛は最初の時だけで今では症状をすっかり思い出せません。
私の場合は右のおしり下半分から足の裏側からかかとまで痛みが出ていました。また、靴下を履くかかがむ動作が制限されていました。痛みで動かないというより手で抱えてもがちがちに固まってそれ以上動かないという感じです。

整形外科については、きちんと再診を受けたのですが針治療で改善した旨と服薬が全く聞かなかったことを伝えると特に通院はしなくて良いといわれました。また必要になったら来てくださいとのことでした。このように書くとだいぶ投げやりに見えますが、物腰柔らかにお話してくださいました。しかし、、しかし、あまりにも特にないのは正直困りましたね。お医者さん全般聞かないといわないところはあると思いますが困ってしまいます。
このタイミングでMRI検査ができる大病院などを紹介してもらうという手があったかもなのですが当時は1回目の鍼治療が劇的に効果を発揮した時だったので頭にありませんでした。

この記事を書いている時点で針治療は週一で8回こなしています。鍼治療をするたびに自覚症状がどんどん変化していったのですが、ここ最近は変化が緩くなっています。こんなに時間がかかるとは思っていませんでした。ただ、改善の方向にはなっているのでしばらく継続しようと思っています。費用がややつらいのですが痛みには代えられないという感じです。

梨状筋症候群とトリガー鍼について

通っている針治療は、一般的な鍼ではなく「トリガー鍼」とよばれるものになります。東洋の鍼というよりは西洋医学的なアプローチで、90年代ごろに出てきた治療方法でFacia(ふぁしあ)・筋膜の癒着に対する治療方法だそうです。
キーワードとしては、筋膜性疼痛症候群(MPS)などが挙げられます。トリガーポイントという痛みを発現させる"点"にアプローチをかけるというもので、90年代ということもあり、手法は比較的確立しているように感じました。「トリガー鍼 地名」と検索することで多くの治療院を見つけることができます
印象としてやはりどこも胡散臭いページだったり、本当にトリガーを理解しているのだろうか?と素人目にも思う場所もあったのでこの辺は知識を養うしかないのかなーと感じました。

トリガーポイントが形成されやすい箇所は全身にあり、何らかの理由で形成されます。例えば座りっぱなしとかです。では、私の場合は結局何が真因なのか?
この辺りは調べまくりました。坐骨神経痛で症状の出方。特に特定の運動をしたときに痛みが強くなるといった辺りから原因に辺りをつけていきました。
どうも梨状筋症候群というのが該当してそうで治療師さんもそのように考えられるとのことでした。ただ、姿勢が悪く腰の負担が響いている可能性もあり、全体として結果的にそうなってる みたいな側面もあるのでなかなか根本原因をつかみ切るのは難しいところがあります。
治療を重ねても症状の出方が次々に変わっていくのは、負担がかかっていたところが治療で解放されるが他に飛び火して言っているのではないかなと思っています。それでも、稼働できる箇所が増えているのでストレッチがきちんとかけられるようになるなど改善の方向は感じています。
真因に直接対処して一気に改善するのが理想ですが、今のところは自覚症状と発現しているトリガーポイントにアプローチするというのを繰り返している格好です。鴨られてる… 可能性はありえなくはないかもですがたぶんそれはないです。

20代でもなるぞ腰痛・坐骨神経痛

痛みと一緒に生活しています。疲れやすくて、頭の思考もひどいときは4割ぐらい持ってかれているような感じでした。
発症したときはまだ20代なのに…と嘆きましたが調べると30歳前後で発言している人は相当いることが分かりました。
不自由なく要られることは決して当たり前ではないということを身にしみて感じており、出来るうちに何でもやりたいなーと思う今日この頃でした。

時系列なスレッドはツイッターにつづっています。

いつかまとめようと思っていたのですがすごい時間くってしまった。もっと都度都度書き足すようにしておけばよかったです(涙) 当時みたWebサイトとかあんまりパッと出てこないのでとりあえずの書き出しです。