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2023年8月21日月曜日

Twitterがいつの間にか終わってしまった

ツイッターが無くなってしまった寂しさ

最初に実感したのは、TwilogとかTogetterなどの外部アプリが突如としてAPI連携できなくなり、サービス停止になってしまったことだった。API連携は負荷が高いらしく、かなり高額なプランを契約しないと使えないらしい。結局、TwilogはTogetterの運営に売却されてその一部としてサービス継続となったのだが象徴的なエピソードの1つといえる。そうはならなかった、リツイートした1個後をみるやつとか、全消しくんみたいなやつは使えなくなってしまったようだった。

アイコンが見慣れた青の鳥から、ダークヒーローっぽいXのアイコンになった。
ファビコン(サイトのロゴ画像)が置き換わってから、いつの間にか同じタブをいっぱい開くようになってしまって、思った以上にこのアイコンは視認性があって分かりよかったのだなと思うと同時に、各種シェアボタンからも消えてしまっていくと思うと寂しい気持ちになった。

また、ツイートする、リツイートする といった今ではすっかりお馴染みになった用語も、ポストする、リポストすると置き換えられてしまった。そこまでするのかという驚きもあったが、理由は説明できないがこれには強烈な寂しさを感じた。

私とツイッター

思えば、ツイッターは私が高校2年あたりからずっと使っていたサービスで、どうも私の性に合うらしくほぼ毎日ツイートを垂れ流していた。そう考えると15年弱(一応ぼかす)使っているわけで笑ってしまう。ツイッター中毒なのは間違いない。

アカウントを作ったのは、IT系な人たちが使っていて誘われていた。でも、本当に作ったきっかけはクラスメートが作ったのでやろうよと声かけてくれたことだった気がする。

フォロー数が増えると全部読めないなんて思ったこともあった。今ではすっかりアルゴリズムが選定したツイートを読むのが基本になっている。本当にフォローしたい人は通知機能を使ってウオッチしている。

クライアントはいつの間にか公式以外は利用できなくなっていたが、スマホはTwicca、パソコンは青と黄色のTweetDeckという感じだったので、あまりそこに愛着じみたものは無かった。

基本的にフォローするのはクラスメートとかではなくて、IT勉強会を実況する人とかイベントを開催する人をフォローしたりが多かった気がする。そのおかげで、また開催されるイベントを知るきっかけになり、自分も実況したりしていた。また、知らない人にメンションすることにあまり躊躇がなかったので思ったことがあったらフォロー外でもメンションさせてもらったりした。アニメ実況も盛んだったような気がするが、自分は録画だったのでそちらは使ったことがない。

ツイッターで仲良くなった人がいるかというとちょっと覚えがない。オフ会も参加したことがない。ただ、上述のようにフォローしているとイベントでお会いするというのは非常によくあって、何回か同じイベントに参加し懇親会に参加すると顔見知りという関係にはよくなっていた。そのような意味ではオフ会をしているのかもしれない。

私がフォローする人は年上の方が多かった。そのせいもあってか、ここ3年ぐらいはアクティブな人が結構減った印象がある。みんな結婚したり子供ができたりとライフステージの影響が多い気がする。自分自身もツイート頻度は下がっている気がする。

Twitter Japanが解体されたことで、サジェストの内容ががらりと変わったことは中々に衝撃的だった。アルゴリズムベースではあるが、そのウェイトについてはかなり介入があったということである。そのセンスがあまりに残念で人々を無駄に分断したり誤解を与えたりしたようだ。理解はしていたつもりだが、メディアのパワーを再実感したし、自分の考えに大きな影響を与えてることも再実感した。

ともかくとして、間違いなくツイッターは私の寂しいを補ってくれてたと思う。反応があるわけでもないが、誰かが聞いてくれるという実感があった。壁に話しているのとそう変わらないはずなのだが面白いものである。そして、寂しさを感じないで済んだ代償に婚期を逃した説は相当にある。(といいつつ、これを書いているタイミングではパートナーがいる)

これからについて

Xとブランドを変えてくれたことは皮肉にも嬉しく思う。なぜなら、今のXは好きではないサービスだからだ。APIが絞られたのにクリプト関係を始めとしたスパムは大量にあるし、アルゴリズムはいまいちでメンタルがしおれることが多い。先に書いた通り、IT勉強会の実況文化もいつの間にかフェードアウトし、メンションする機会も減った。

今のXはすぐに壊れるし問題も感じるし魅力をあまり感じない。しかし、これは過渡期だと思っていて、そのうち目がつくような問題は解消することになるのだと思う。コミュニティノートみたいな仕掛けは面白いと思うし頑張っているところだと思う。(悪い使われ方をするような気もするけど)
だから、新しいXが魅力的になれば使い続けるし、もしかしたら課金する日も来るかもしれない。逆にしんどくなっていけば素朴にフェードアウトすると思う。今のところ、他のサービスを使ってみたいとは思っていない。

ともかく、ツイッター中毒の私はじゃあやめるぞという感じにはならずだらだらと今も使い続けている。その昔にマストドンが流行ったように、また今一度オルトツイッターのサービスが盛り上がっているようだ。フォローしたい人の何人かはそちらに移住しているが、前回と違って複数のサービスがありみんなバラバラで、アカウントを複数使って巡回するかというとそういった労力を惜しむほどではないというバランス感覚にある。

さいごに

改めて、ツイッターの何が魅力で自分にとってどんなものだったのか書いてみたけれどそこまで明確なものではない。ただ、なぜか寂しさを感じるシーンがようしょようしょであったので書いてみた。Xがかつてのツイッターになることを願うが、それはやっぱりツイッターで、リツイートとかなのではと思うとむず痒い話である。
類似サービスについては、利用予定はないが、全てのツイートを表示できないことや広告の観点からアルゴリズム型が多くなると思う。この点については、メディアという認識は今一度持っておきたいと思っている。

終わり

2023年8月3日木曜日

何を言うかでなく、誰が言うかの時代

 当時なんかそんなことを思ってタイトルだけが残っていました。誰が言うかはもうこの10年そんな感じだったとは思います。改めて思ったのは、特に生成系AIが一気に民主化されたから。

哲学的な話よりも実務的な観点として、情報がものすごく溢れていて確からしさについて調べる時間・コストが容易でない以上、発信者を信用するかがますます重要になってしまうなと思ったような気がしますね。

2022年3月21日月曜日

怒りを解消したいのか、それとも課題を解決したいのか

怒りの解消

この記事では、以下のような状況を想定している。

 「何かのトピックに対して、Aの意見は間違っている。リスペクトもないし技術的にも利用者ならすぐに分かる間違いを喧伝し、さらに実益を毀損する可能性もあり許せない。  」

このような事例に遭遇したとき、ツイッターが発展している社会では… というブラックジョークはさておき。

このような事例に遭遇したとき、なぜこんなことを述べるのだろうという意見を怒りと共に表現されるのをちらほら見かける。そこから、ゆえにあちらの陣営は敵認定とすというようなスタイルに発展しているのも見かける。

しかし、これはどちらかというと、物事を単純化し過ぎているというか…、単純化にもなっていないが。感情の怒りを解消したい行為であると感じた。

これを否定するわけではないのだが、繰り返し怒りの表現をされたりすると受け手によっては疲れてしまう。逆に同様に感じている人は共感し関係を強固にするかもしれない。表裏一体はあるにせよ、私は前者であることが多い。
また、敵対関係の構図を表明していると更にとっつきにくくなる。先鋭化していると感じるのだろう。

怒りをモチベーションに課題解決につなげる

怒りの解消を繰り返すことになるのは、怒りの源が次々に押し寄せてくるからだと思う。つまり、杞憂としている事柄を自分なりに解消する機会であると捉えることができるのではないか。
先の事例を課題解決につなげてみるとすると、次のように表現できると思う。
「最近よく○○という間違った意見が見受けられる。しかし、反証はここにある通り簡単に見つかる。このような間違った意見が繰り返しあちこちでされることには、XXのような実益を毀損する可能性が容易に想定できるので問題があると思う」 

最後に、「このような言説が依然と繰り返されていることに私は怒りを覚える」と付帯しても説得力は損なわれない。つまり、感情の源を理屈で整理しているところがポイントと考える。
この文章は問題提起である。正しくない意見を野放しにするのは良くないことが示されている。もちろん、1人がその意見を述べたところで状況がすぐに変わるわけではないだろう。一方で、これを主張した時から自分のスタンスは明確になり怒りを抑える要因になりうるのではないかと思う。また、1度作っておけばコピペして展開しやすいこともある。
 
技術的な正しさに基づいた意見や未来を一緒に議論できる仲間が増えていくのではないかと思う。これは、怒りの解消を繰り返しているだけでは中々到達できないと思う。

おまけ: 同じ穴の狢

先に単純化に基づいた敵対関係について述べた。

敵側の主張が科学的・技術的に正しくてもそれに気付かず自分自身が間違いに基づいて主張し喧伝してしまうというパターンも見かけている。

利用者なら反証が簡単に発想されるところから、自分自身はその技術に関して理解がちゃんとできていると飛躍して誤解してしまう。それゆえに堂々と技術的に正しくない理解に基づいて意見を感情的に主張してしまうという様である。

笑い事ではなくて、なまじ分かっているつもりで分かっていないパターンが一番怖いと思う。自分も気をつけたいところ。間違っていたら教えてもらえるような人でありたい。あなた鼻毛出てますよに近いかも。

この記事を書いた背景

タイトルの件をどうして思ったのかと書くと、ちょっと思うことがあることに遭遇したからに他ならない。しかし、それを書いてしまうと述べたいことが薄まってしまうので意図的に書かないことにした。
とはいえ、中々具体例無しだと難しい…。私自身も具体例を書いておかないと忘れちゃいそう。忘れちゃいそうと思っていると読み返したときに思い出すものだ。

ところで、このブログは個人の備忘録であるから、タイトルからずれたことを急に言い始めているのは容赦して欲しい。


2022年3月19日土曜日

優秀な営業さんに思うこと

優秀な営業さんは、共通してお客さんにハマるものを見抜くところだと思う。
そもそも優秀な営業とは何かというのがあるが、売上などのパフォーマンスでよいと思う。強引な手法を使えば短期で伸ばすこともできるが長期では信頼を落としたり無理がたたって自身のプライベートが弱くなる。

優秀な営業さんは、売りたい商品とか持ち合わせとかに依存しにくい。ハマる商品を持ち合わせていなくても分かっているから代案や売り込みが上手なのだと思う。
また、客層がそもそも違うとか売り込めないと判断するのも早い。お客さん側としては長々とやり取りした挙句何も成果がなく徒労になる。営業側からすると時間を消費して回転効率を落とす。先に書いたのと矛盾するが、話したがりのお客さんは多いから、うまく納得してもらって切り上げるスキルも重要だと感じている。

もちろん、大前提としてマーケティングの仕込みや取り扱う商品が魅力的であれば営業さんは苦労しないで、想定顧客に良い商品をどんどん売り込むことができる。逆に、そこがずさんだと優秀な営業さんでも難しい。パフォーマンス主義で評価する前提として、営業できる下地がなければやりがいもないしんどい仕事になってしまう。
ところで、優秀な営業さんは社内へのフィードバックもうまい。お客さんと商品やマーケティングのズレを的確にあげてきてくれる。好サイクルが生まれやすい。しかし、日報で報告を上げてもらうのは純粋な気付きじゃなくて捻りだしになってノイズが高まる印象があるので私はあんまり良いとは思わない…。

しばしば、顧客志向、お客様第一主義という話がされる。こういった時、自分が営業職をやる時にどんなものがそろっていたら嬉しいか考えると比較的社内でも合意がとりやすくてオススメです。

(なんか急に語りたくなったのでポエムりました)

2022年3月13日日曜日

メールだけで仕事ができない理由

2019年7月の下書きを 2022年3月に眺めて書き足したり修正してみたりした。

何の話かといえば、Slackを始めとしたチャットツールやWiki、フォーラムをどのように使うのがいいだろうか? という平凡な悩みである。

特に部署を超えるとアクセス権などの観点から、ツールは最大公約数としてメールになってしまうことがしばしば。メーリングリストを使うのが慣れた人々ならば回るのだが基本的にそんなことはない。
結果として、部署を超えた話については改善がなかなか進まないとか情報が見えなくサイロ化しがちと感じている。

そのため、社内Wikiのように基本的にオープンアクセス可能なものがあると良いと感じている。しかしながら、実際にはこれも難しいとも感じている。書き手は常に不足し陳腐化した使えない情報が滞留していきがちだからである。また、ある程度の規模になるとWikiのお守りが発生してしまったりだとか検索性能が著しく落ちるとかで導入できないところもよく見る。

2022年。DiscourseやNotionなりといまだにこの辺りは新しいやり方がサービスとして提案されていたりする。 

 

ところで、SaaSは一人頭980~1500円ぐらいで貧乏性の私からすると高いなと感じてしまう。実際には、人件費が中途半端に安いのが悪い。もしくは、日本の円がアメリカドルやユーロに対して安くなってきている。もし、無限に人件費が高ければ新しい機材もサービスも効率化できれば短期間にペイできるからである。
こうなってしまうと、ますます効率化から遠ざかって勝ち負けの差が大きくなっていってしまうのだろうなと感じる。
ツール導入に踏み切れないのは、3年単位の視座とコスト感が正しく持てないからだと思うのでマネージャーや経営者には頑張って欲しいところである。(この文章がブーメランしないことを祈る…!)

緊急対応を訓練するということ

会社で通報と緊急処置の訓練を受けてました。内容的には小学生でも習ったことがあるようなもの。でも、声出しをしたりするのが特徴でした。

そしたらなんとその日の帰りに、電車を待っていたら横で人がドサッと倒れるところに遭遇してしまいました。黄色い線の内側だったので落下しなくて良かったです。
すぐに脇を抱えて安全なところに移動させて周りの複数の人にAEDと駅員さんを呼んでもらうなどができました。脈あり、呼吸ありでとりあえずは大丈夫なことを確認して、カバンを枕にして体制を安定させたところ駅員さんが来る前には意識が戻ってました。

 過去にも電車内で同じような場面に遭遇したことがあり、貧血だったのでそれを疑っていましたが実際そうだったようです。睡眠とカロリー大事。

初動が大事なシーンでは、助けたほうがいいのかなと躊躇する時間が命取りとなります。
自分の安全第一に確保してすぐに動ける というのは、訓練を積んでいないと中々難しいという実感があります。 言い換えると、訓練していれば結構動けるということです。

火災訓練・地震訓練もサボることなくしっかり受けておくことでいざという時にも冷静に行動できて生存できるかもしれませんね。

誰も悪くない。という素敵なようでただの残念な話

このブログは個人のものであり…。ばーっと書き出すと脳みそが整理されることってありませんか?
あと、仕事の話じゃないです。
仕事でもよくありそうな話だけど。仕事の話じゃないです。

今までせっせと誰かがやってくれてたけど、その人がいなくなってしまった。
それは誰かの役に立っていて、割とみんながその恩恵を受けていた。
その人がいなくなってしまったので、なんでこれができてないんだ。という問題に発展するも、
誰かが勝手にせっせとやってただけなので、誰も悪くないということが判明した。めでたしめでたし。

目的を達成することを管理する人は、何を抑えて達成しているのか。というのを適切に把握してタスク(仕事)化する責務があると思う。
少数のグループの場合は、それ得意だしやるよ。片手間でできるからやるよ。と言ってくれて引き受けてくれることも多い。
結果的にタスクが人にアサインされて走っている格好になる。これを然るべき人が適切に把握した上で割り振っているか?というとまた別のところである。
だいたいはどーでもいいことは、そんな管理は必要ないのだけど、これができていると色々強い。
上手く回っているOSSのプロジェクトとかは管理はされていないけど、見える形になっていて辞める時も影響が内容に調整して引退しましょう。となっていることが多いような気がする。

逆に管理していなければいけないのに、それを認知しないでほったらかしてしまっているケースもあるようで。
然るべき人には、それあなたの責任範囲であなたの仕事ですよ。と釘をさす必要があるのだが、
たいていそのように伝えても認知してないので、順を追って説明しないと理解してもらえないだろう。
#あれちょっと仕事の話っぽい?

おすすめコンピューター関係の技術記事いろいろ

 なんか急にふと思ったので、パッと書き出してみました。きちんと紹介しようと思ったら意外に難しかったので雑感になります。

 

  •  Wirelessのおと https://www.silex.jp/blog/wireless/
    • 京都の会社であるサイレックス・テクノロジーさんの技術ブログ記事です。
    • 名前の通り、無線規格の解説などが多いですが
    • 私は直接関わったことはないのですが調達品を使わせてもらっていたことがあります。実装を自前で起こす系のベンダーさんで色々やられています。
    • 書いている中の人はずっと同じでYSさんという方。2017年に一旦途絶えてしまったのですが急に再開されて私をはじめ一部の人は喜びにあふれていたという噂。
    • 基本的には標準規格についての解説だったりするのですが、最終製品作りでぶつかるよくある話、規格の経緯、あるべき論なども交えて15分程度で読める内容に収められています。
    • チクリとした個性が光る文体にもファンが多いと思います。会社のブログだと削っちゃいそうなところがしっかりあるのが良いところ。わかる~となること請け合い。
    • 大量の記事がありますが、古いものから全部読んでいっても陳腐化していません。新人さんはもちろんシニアな人にもおすすめです。(カテゴリはあまり設定されていないのでバックナンバーの日付のところからどうぞ)
  • 後藤弘茂のWeekly海外ニュース https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/
    • PC Watchというニュースサイトの連載です。後藤さんはライターさんの名前でそのままですね。
    • 主にパソコン関係のCPUやGPUの中身の話が書かれています。
    • 2020年に連載は止まってしまいました。 
    • チップベンダーが出した製品向けの情報や学会などから情報収集されているように見えます。それを日本語化するのではなく、いったん自分で資料を作り直しています。(図などを開くとPDFになっていて彼のクレジットが入っています)
    • 過去の経緯など交え、どのように進化しているか解説されています。素人の私でも分かった気になれるのがすごいところです。ちゃんと理解するには3周ぐらい読み直したり過去の資料を引っ張ってくる必要があります。
    • さらに、このように発展するのでは?課題はここにあるのでは?という部分が述べられているのも良い点です。その精度はすさまじいです。
    • こんな記事が無料で読めていいんですか… といつも思っていました。
    • こちらも過去記事から全部読んでいっても損がありません。自信がある方は答え合わせをしながら読んでみても面白いかもしれませんね。
  • VA Linux エンジニアブログ  https://valinux.hatenablog.com/
    • VA Linuxさんは老舗のOSS屋さんという印象です。
    • 前から技術記事があるのですが、もう少しラフに公開できるようにと2020年から新しくはてなブログで再始動されていたりします。内容は下回りを中心にコテコテですが全く分からんという内容はさすがに書かれていないように見えます
    • 昔からある技術記事はこちらから読めます https://www.valinux.co.jp/technologylibrary/document/
  • SOUM/misc https://www.soum.co.jp/misc/
    • 創夢さんも老舗のOSS屋さんですね。
    • 内容は下回りやvimに関するコテコテ系が多いです。
    • あまり更新頻度がないのと並び方が複雑でちょっとアーカイブ掘りにくいですね。  

 

この機会にRSSリーダーの登録を眺めたのですが404になったり、もう長く発言されていない人がいたりと感慨深い思いになってしまいました。
今ではQiita, Zenn, Quora といった技術系投稿サイトが主流かもしれません。2010年頃は自前でブログを書くのが主流な感じだったと思います。10年前なのであんまり覚えてないですが。

ではでは。

2022年1月12日水曜日

[COVID-19] まだ出口は見えなそう

オミクロン株の猛威について。


オミクロン株が重症化しにくいって本当なんですか?
ワクチン接種で重症化抑えられてるのと分離された話なのかごちゃごちゃなのか分からず。

->

https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/10876-sars-cov-2-b-1-1-529.html

2021年12月28日9:30時点

```

 重症度国内で経過観察されているオミクロン株感染例の初期の事例109例については、94%(103/109)が無症状ないし軽症で経過していた。

海外の報告では、英国や南アフリカ等からデルタ株と比較した入院や重症化のしやすさの違いについての暫定データが報告されている。デルタ株と比較してオミクロン株では重症化しにくい可能性が示唆される。

ただし、これらの報告では、オミクロン株感染例が若年層で多い、自然感染やワクチン接種による免疫の影響が考慮されていない等の様々な制限があること、重症化や死亡の転帰を確認するには時間がかかることを踏まえると更なる知見の集積が必要である。また、重症化リスクがある程度低下していたとしても、感染例が大幅に増加することで重症化リスクの低下分が相殺される可能性も考慮する必要がある。
```

新規感染者の6~8割は予防接種2回済のようです。都道府県によってこの辺りはバラツキがあるニュースが見受けられました。 確か接種率が約8割だったので、つまり摂取の有無はあまり関係なく誰でも感染する可能性ありといえるのでしょう。

予防接種済みで感染することを「ブレイクスルー感染」と表現するそうです。
個人的には、昔からのインフルエンザでも、ワクチンしてたけどかかっちゃった~というのはとてもよくある経験なので、個人的には医療従事者でもない人がわざわざそんな表現を使うのは違和感がありました。ただ、こうやって情報を調べるには良いですね。

ワクチン接種証明など国をまたいで行動制限が緩和されそうだったのが11月下旬でした。
その頃は折を見て海外旅行できるかもと淡い期待をしていました。坐骨神経痛が出てから、自身の身体がいつまでもつか分からないと思いリスクとの天秤を考えていたのです。
しかしながら、ここ数週間で状況は再び一気に悪化してしまい、国外はおろかまた見通せない日々が日本でも始まろうとしています。

相当前から言われていることですが、世界のどこかで大規模に流行している限り変異が収まらずに収束しにくいということが意見があります。
日本は予防率が極めて高いmRNAワクチンの調達に成功していますが、諸外国に展開することも併せてやっていかなければ難しい事であることがオミクロン株で示される可能性があります。

2022年も技術系交流については引き続きオンラインイベントでしのぐことになりそうです。
どこかで書いたかもですが、一同に集うとそのジャンルの人達がみんなでお釈迦になってしまうという最悪の状況があるためです。

OSSライセンスと作者の責任とお金と。

OSSライセンスは自己責任で使ってとなっているものが多いという認識です。
イデオロギーとして作者(公開)の責任を言う者がいても、これを貫くだけだと思います。

OSSライセンスでないフリーソフトとかでも、昔からこれに対応しろだのなんだのと、ものいいがおかしいへんちくりんな方はそれなりに居て、それにうんざりして公開停止になったものはいくらでもあるという認識です。フェードアウトするように歴史に残るものではありませんが。

ここで述べたい事は、公開する以上リスペクトも考えることもできない方々にリーチする可能性はあり、それを踏まえる必要があると思っています。140文字以内で誰もが簡単に発信できるサービスなどが普及する今日ではこれを避けるのは難しいかもしれません。ただ、上記のフリーソフトの話はVectorとかそういう時代の話なのでエゴサしなければ変わりないのと考えるとあまり差は無いのかもしれません。

少し話が違うが、初心者が技術記事を書くなと言われたりするのと近いとも思います。クローラーが勝手に拾ってきて上位に乗せるだけで、情報が汚染されるというのはお門違いだと思います。ただ、このような意見にさらされるのが嫌であれば公開しないという選択になるとは思います。


OSSライセンスは再頒布できるのが特徴です。
ですから、本質的にお金を稼ぐのとは相性が悪く何回でも話のネタになっていますね。

クラウド時代だとSSPLライセンスに切り替えるなど、OSSライセンスを辞めるところも出てきました。
作者がお金を求めることは何も悪くないですが、お金を集めるには難しい性質のライセンスを採用しているのもまた作者であり、長年の課題と向き合うことになるのは仕方ないのかなとは思います。上記の例で言えば、OSSライセンスでなければ利用者が増えなかったかもしれない vs 収益性が得られない というたられば的な話があるかと。

もっともマーケットシェアを得られたのであれば、途中からライセンス変更やモデルを変えるというのは1つ良いアイディアだと思います。一例としては、GitBookというMarkdownをいい感じに表示してくれるホスティングサービスがあるのですが、これは昔はOSSライセンスのMarkdownからジェネレートするようなプロジェクトだったようです。面白い事例です。

この手のネタは、そのような状況に身を置かれて考えさせられるものなので当事者においてはやや酷な話ではありますが、既に長年のネタではありますから昔よりは事前にわかることも多いという認識です。


ちなみに…

このソフトはこんな風に動きます。 と書いてあるのに意図的にデータを全部削除するとかそういうのは自己責任のライセンスを付与していても、そもそも法的にヒットする可能性が大です。

最後に、本記事はくだんについて触発されて書いたものではありますが、内容はそれに対するものではありません。日ごろから一般的に思っている内容でこれを機会に書き出してみました。
くだんについては、いくつかまとめがあるものの経緯がよく理解できなかったので意見を持てていません。(理解を深めたいともあまり思っていません)

2021年10月29日金曜日

選挙に行く理由 2021年編

はじめに: 今までの選挙とのかかわり方

私は、今のところ選挙は皆勤賞している人です。
特に大きな理由があるというわけではなく、行くのが当たり前だったから。親に連れて行ってもらったこともあるし小学生時代の担任が行くのは当たり前といった教育をしてくれたことが影響しているかもしれません。また、市長が園長先生という中々身近な人が政治家に転身したというのもあるかもしれません。(特にエピソード記憶があるわけでもないですが)
いずれにせよ、この人に投票せねば!今の政治に任せておけん!とかいう強い動機はあまりなかったんですよね。

ところが、ここ最近は年齢を重ねたこともあってか、政治に関わらないといけないかも?という焦燥感,・強迫感:危機感そういったものを感じる機会が増えていました。
せっかく選挙前なのでそういえばなんでそのように感じているのだろう?というのを書き出してみることにしました。

気になった事柄

以下に列挙してみました。喉元通ればで忘れているものもあるかもしれません。
  • 森友学園問題
    • 事件よりも財務省が文章改ざんを組織的に行ったことが衝撃的でした。
    • 改ざんをすることに巻き込まれた職員が自殺しており、残されたドキュメントを名前からとって、「赤木ファイル」と呼ばれています。
    • 黒塗りの文章が裁判所の決定で一部閲覧できるようになるなどしています。
  • 桜を見る会
  • 全国フェミニスト議員連盟の圧力行動
    • 性的対象物として描写しているという非常に強い言葉で権力をちらしながら活動する様は恐怖を覚えました
    • また、この活動に対して抗議されると全く説明を果たそうとしない姿勢にも問題を感じました。
  • 黒川検事長の定年問題
    • 黒川氏定年延長、不透明な経緯 検察庁法改正案の問題点
    • 事実を列挙すると不自然に特定の氏の役職を延命しようとした問題です。
    • いかに優秀であろうと法律を変更してまでそれを変えようとするのは何か別の目的を感じてしまいますしやり方として非常に禍根を残すと思います。そういったことが行われようとした という事実が怖いです。
    • オチとして賭けマージャンで幕引きがはかられた感があるのですが、これもよかったのでしょうか。
  • 学術会議の任命拒否
    • 日本学術会議会員の任命問題
    • 私の感覚だと明らかに偏ったメンバーが拒否されているようなので説明無しというのは乱暴だと思います。
    • 私の知人の方も組織体に問題があるとかそういった形で話題になっていましたが、問題はそこではないということです。
  • 香川県ネット・ゲーム依存症対策条例
    • 一体いつの時代の話かと思いますが2020年に可決されたもので、子供の利用時間について制限を課すことを求める条例です。
    • 香川県ネット・ゲーム依存症対策条例
    • KSB制作番組『検証 ゲーム条例』が全国優秀賞 民間放送連盟賞
      > 審査員からは「俗信を振りかざす地方議会の劣化を丁寧な取材で浮かび上がらせ、報道機関の役割と責任を感じさせる秀逸な調査報道」という評価を得て、続編を期待する声も寄せられました。
    • これを法的に定めようという発想が全く想像できないですし、さらに可決されてしまうということに恐怖を覚えました。
    • また枝葉の話としてパブリックコメントの不透明性も露呈しました。
  • 愛知県知事リコール署名偽造事件
    • 愛知県知事リコール署名偽造事件
    • こちらもリコールのきっかけになった話よりもそれに関連する事件が気になった格好です。
    • 署名を一定数集めることで解職請求できるのがリコールです。
  • 入管人権問題
  • 技能実習制度の問題
  • 最高裁判における夫婦別姓の合憲判断
  • 香港国家安全法や言論統制
    • 国内ではありませんが、長年普遍的な文化的価値だと思われていた事柄が権力によってあっという間に変わってしまった様でした。
    • 中継も含めて統制を進めるほか、創作物も例外でなく積極的に検閲を進める様子には感じるものがありました

まとめ

開示されるべき情報が隠されたり改ざんすること、今まで規範とされていた価値観が容易に毀損されること, 透明性の欠如 といったことが私にとっては大事だと気付きました。
また、他者に対して非常に強い断定した物言いを用いた活動や人権問題に対して関心があるようです。

おわりに

現政権は良い点も多いですが、もはや一党独占で周囲が忖度をしてしまい全体としてのガバナンスが効かなくなっている負の利点が目立っているように感じます。この点は前々から思っているのですが、特にここ数年は顕著なトピックが多かったように思います。

一方でこのような長期の状態にもかかわらず第一野党などが科学的や事実に基づかない意見を述べているのをみると中々これといった選択が無くもどかしく感じるものがあります。

ともかく選べる範囲で意思をもって今回も投じたいと思います。
ではでは。

2020年9月27日日曜日

[ポエム] ソフトウェア開発者と英語で思うこと

ツイッターで、ソフトウェア開発者と英語の学習優先度について みたいなのを見かけてポエムを垂れ流したのでブログに転記します。

私は働き始めて8年目だけど、これといった自信はないソフトウェア開発者です。経歴は、1社目から海外拠点のチームと一緒に開発したりしていて、3社目でもまま似た感じ。2社目はテクニカルサポート業務をしていて、各種資料やトレーニングが英語ベースだった感じです。


優先度はどうか?という質問に対して、簡潔な自分の答えとしては、「Reading(読み)」は抵抗なくできる程度が良いと思っていて、それ以外の書く・話す・聞くについては実務や必要性がないと中々難しいという印象です。

もう少し詳しく述べますと、英語はベースとなるスキルセットの1つであることは間違いなくて、英語スキルを持っているのが早ければ早い程、リーチできる情報が増えるのでお得だと思います。
しかしながら、ググることやドキュメントを読むなどは、単語を知っているかが支配的と感じており、専門用語の多くは片仮名英語のために、英語というよりはテクニカルスキルの方に含まれると認識しています。英語を書いている開発者もネイティブではない方が相当多いので、ややこしい文法とかコロケーションがバシバシ出てくるという印象はあまりないです。
よって、英語スキルの観点では、英語でも読むかーと思えるマインドやそれぐらいになるまで頑張って読む練習をしているのが重要かなと思っています。大学だと論文を読みまくるやつがあると思うのですが、あれはとても良い練習なので逃げないでやるのがいいなと思います。この辺りは私の黒歴史直撃なので泣きたいです。


「Writing(書く)」は、これができると、バグチケットやフォーラムに投稿して話を自分で進めることができる。一緒に海外の人と働けるというのはそれだけで結構わくわくします。

「Listing(聞く)」は、会議やテックカンファレンスなどで情報を得ることができる。最近だとYoutubeなどでプロの話を簡単に聴けるのでそういう観点でも強いです。

「Speaking(話す)」は、質問する,会議で発言し海外チームとレスポンスよく進められるなどがあげられます。ここまで出来ると英語出来るーって感じがします。

難易度ではないのですが、「Reading/Writing」は調べる余裕があるので他の2点に比べるとステップアップしやすい項目と感じています。「Listing」は単語を知らないとどうにもならないし聞く訓練も必要と、いずれの中で一番難しいと感じています。その点、難しそうに思われる「Speaking」は知っている単語や言い慣れた文法の中でしか話せないのでListingよりはマシというのがあります。会話は両方なので難易度高めですが、相手がこちらの技量を推し量って対応してくれるとなんか急に英語ができるようになった気がします

エンジニアデビューした方については最初の1,2年は技術的な事や仕事のイロハで覚えることばっかりなので、そこに専念していいのではと思っています。 落ち着いてきたなーと余裕が出てきた辺りで手を出すといいのかも。

なお、私の上司には、今は英語より技術を伸ばしたほうがいいんじゃない?と同じようなことを言われているので頭が痛いです…。でも、最近覚えがすごい悪くなってるし体力も20代前半と比べてなくなっていることを体験してしまっているのでこれ以上先延ばしにすると勉強するより気がなさそう…っていう恐怖感から今やっています…。正解はたぶんないです。


ところで、何を言うかとかどうやって調べるとかは言語関係ないですよね。色んなシーンで日本語ならできんの?とかと出てくるわけなのですがそれはそれで…。

2019年10月4日金曜日

プログラミング言語を選ぶことについて

Rust本を読んでる友人とプログラミング言語に関して話したのだけど今急に思うことがあった。
自分は言語を選択するというよりは使いたいAPIや、いってしまうとアプリで言語を選んでる。んで、これは多くの人がそうなんじゃないか説。やりたいことに対して構成するライブラリやサンプルがあるか調べて書くから。
これがソフトウェアアセット、エコシステムの圧倒的な強さ。
そこをひっくり返す程のモチベーションは一般的にはそんな多くないと思われる。


2019年8月20日火曜日

Karma


・どれくらい手間がかかるのか?
・やらない・検討しない場合のインパクトはどうか?
暇なら何やっても良いが、大抵みんな忙しい ので、 そこに意見をして検討コストを相手にかけさせるに足りうるか?
例えば、アイディアレベルでこれもあるんじゃない? ぐらいだったら言われてもコスト増えないからぱぱっと言えばば良さそう。
これはまずいんじゃないですかね? 系は 本当にまずいのかどうでもいいのかと考えさせるのでよく考えたほうが良さそう。でも、言わない場合は利益・信頼を失って取り返しがつかない場合もあるから何でも黙るのは良くない。
ヤバい系も本当にヤバいことはそんなに多くないと思っていて。例えば、後でアップデート対応できるなら、それで取り返しつくし、なんなら失敗というベンチマークを稼げたという考え方も出来る。言い換えると、ヤバいなと感じて見守ってたら燃えたので自分の理解は間違ってなかったんだな と。
みたいなバランス感覚で自分は振る舞っている。


あとはー
Karma(カルマ)を稼ぐ みたいな考え方。
簡単にいうと信用ポイント
この振る舞いをすると信用ポイントどれくらい増えたり減ったりするかな?と考えてみる
地味にあるあるな気もするんだけど、 会社の益にかなっていても「あいつ自分の仕事いつもこなしてないで茶々入ればっかり」と思われたらチームとしての信頼を失うから長期的に難があってあらゆることがうまく行かなくなりがち。なお、この場合の対策は茶々入れさんと相談の上で配置替えしてあげるとパフォーマンス上がってうまく行くことが多い。
アイディアレベルでぽつぽつ言うぐらいだったら、Karmaが増える量は少ない。でも、確実に増えてあの人はよく意見を言ってくれるなー。何か気になることは相談してみようかなーという信頼を獲得することが出来る。たまに的はずれな変なこと言っても、いつもアイディアくれるから今回はたまたま外しているんだな となる。
いつもやばいですよやばいですよ っていう人はたいていやばくないとかうるさいなになってしまうけど、 ここぞ! という時にちゃんと手を上げられると あのまるまるさんがわざわざアラート上げてるから聞く耳持ったほうが良いかも と思ってもらえるとか。
ポエムだ。完全にポエム。

 

#何が書きたかったんだろう過去の自分(2022/03/13)

2019年2月26日火曜日

[ポエム]コンピュータ周りの未来をあれこれ。

あれこれ妄想するのは楽しいですよね。最近はVRを中心にxRとかその辺に興味を持っています。マイクロソフトが出してきたHololens2などのデモムービーはわかりやすい良い例です。




この記事を書こうと思った動機と所感

最初に書くか最後に書くか悩ましかったのですが頭に持ってきました。
ある程度ものごとが進化すると”成熟”して必要性を感じなくなります。例えば、Webページを開く時にパッと既に開く場合、そこから2倍速くなりました!となっても嬉しい人は限られるといった形です。必要性や利便性を感じられないものにお金を払うか?というとかなり微妙です。スマホの買い換え頻度が下がっていくのもこれに似たところがあるでしょう。

用途に対して十分な環境が揃っていれば満足である。 という話に過ぎないですが、お金が回らないということは開発する動機や予算が付きにくいということにもなっていくのでマクロ的な視点ではもう少し影響があるのではないかと個人的には思っています。ふわふわした感覚なので何がというのはないのですが。

用途に対して十分な環境かどうかと述べましたが、1ユーザーとしては、xR/ARといった用途ではいろんなものがまだまだと感じています。今回の記事は何が足りないんだろうなー・何を埋めたら十分になるかなー?と妄想して、適当にキーワードを当てはめてみた感じです。こうして見るとハードウェアレベルだったりチップレベルだったりで頑張らないといけない部分多いなぁと感じたのでこれからもウオッチしていきたいなと思いました。

全固体電池(バッテリー)

2020年を目処に全固体電池が出てくるというニュース記事がちらほら。車業界が頑張ってるらしく、量産と信頼性が必須なので広く恩恵を受けられるのかな?と。
全固体電池の特徴として、体積辺りのエネルギー密度が上げられる(同じサイズならより長く使える)、電子移動度の観点で有利(高速な充電と大電力の出力が可能)、形状の自由度が高いなどがあるようです。

無線接続

WiFiの順当な進化に期待です。大容量・多接続がポイントになってくるのかなと。既に製品も出ていますがWiFi6(IEEE 802.11ax)が普及すると嬉しい予感です。

Galaxy S10シリーズ、世界初のIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)対応スマートフォンに - INTERNET Watch
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1170858.html

ここに絡めるべきなのかは疑問があるものの、VRのヘッドマウントディスプレイ(HMD)に関して思うところがあります。HMDに表示する映像にについては当然それを演算してくれる処理装置が必要です。それがケーブルで繋がったゲーミングPCか、内蔵されたスマホ向けのチップかという差はシステムによって異なります。
例えば、ゲーミングPCと接続しているケーブルを単純に無線化する他にも、クラウドに演算させてしまうとかやれることがグッと広がるのがポイントです。

複数人がこの手のデバイスを使うと単純に倍・倍で帯域が必要になったり、家族はスマホを使っていたりとするといった光景は容易に想像できるため簡単ではないと思うのですが、例えばHMD向けの60GHzなアンテナは天井につけちゃうとか局所化しつつ使い勝手をキープすることは可能なような気がしています。

【イベントレポート】視野角と解像度が2倍に、SoCがSnapdragon 850になったHoloLens 2
PC Watch https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/1171418.html
> Azure Remote Renderingなどが紹介された。前者はAzureのクラウド側でコンテンツをレンダリングして、HoloLens 2に動画ストリーミングで表示するサービス。強力なGPUを持たないHoloLens 2でもストリーミングであれば高精細なモデルも表示可能でCADで作成した3Dデータを、Azure側でレンダリングして、HoloLens 2で見るなどのアプリケーションが考えられる

HDMIケーブルを駆逐? 4Kで『遅延ゼロ』の最新Wi-Fi、Snapdragon 855が対応
https://japanese.engadget.com/2018/12/06/hdmi-4k-wi-fi-snapdragon-855/

IEEE 802.11ax, IEEE 802.11ay
次世代の60GHz帯無線LAN規格「IEEE 802.11ay」、11のユーセージモデルを想定
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/nettech/1131187.html

ルームスケールの無線給電

上記とも被る点があるのですが、常に電力問題があります。信号を無線化した場合でも充電が手間となってきます。電源も無線化出来ると快適度が一段上がりそうです。また、電源を外部化できるとバイブレーションによるフィードバックなども躊躇すること無く利用できるようになるなどxRにおいては体感を向上させることができそうな予感です。

「長距離無線充電」制度化へ 総務省、20年度実用化後押し (1/2ページ)
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180705/mca1807050500001-n1.htm

とはいえ…
バッテリーパックを複数用意して利用している間に充電を完了させるという運用も当然あります。上記で述べた全固体電池が十分安く実用的に高速充電が可能ならばホットスワップで対応可能かも知れません。

PCIe Gen4

少し毛色が違いますが…。PCIeバスで高速なやつで欲しいものは、Ethernet、GPU、ストレージ辺りでしょうか。
【イベントレポート】【詳報】AMD、PCIe 4.0に対応した第3世代Ryzenプロセッサを今夏投入 ~Core i9-9900Kを上回る性能を発揮し、より低消費電力とアピール - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/1163917.html

アプリケーションによっては、CPUもGPUも無限に欲しいという状況は昔からです。より身近な話としてxRとかVRといったアプリケーションが目の前に転がっているのでこの辺はどんどん改善されてほしいところです。

おわり。

2018年10月31日水曜日

一人暮らしの物件選びTips

引っ越しを4回ほどやってみて、思ったことを書き出してみたいと思います。価値観は人それぞれなので役に立つかはよく分からず。

不動産屋さんが言うことを鵜呑みにしない。
土地勘があって有益なことを教えてくれることも多いですが、結構いい加減に発言している場合が多いように感じます。鵜呑みにするのはやめておくのが良いです。
部屋の広さはメジャーで実測するしか確実な方法がない。
壁芯面積というのがあります。例えば、マンションは構造上強度が必要なので壁が厚いです。アパートは相対的に薄いです。 壁芯面積とは壁の真ん中から計算した面積です。そのため、同じ面積表示なのに広さが違うということが当然発生します。 そして、なぜかわからないのですが物件の表示はだいたいこれで行われています。
大通りに面している物件は止めておいたほうがいい。
日本は相当にクリーンだと思いますが、排ガスに限定せず地面のチリとかそうゆうのが巻き上がっているので衣類や布団を外に乾かすのが躊躇われます。 実際、24時間換気の流入口にティッシュペーパーで簡易フィルターをつけていますが、良い感じに汚れています……。 あと、ロードノイズも中々無視できません。物件によっては二重冊子等で防音が考慮されていることもあるかもしれませんが当たり前ではありません。 1つ入るとグッと良くなるので考慮するといいかもしれません。
ある程度広いほうが良い。
一人暮らしだと寝るところとパソコンがやるところがあれば良いとかになるかもしれません。収納スペースはロフト式ベッドにするとかなり稼ぐことが出来ます。 しかしながら、私の所感としてはある程度広い部屋がある方が掃除がとても楽で生活がしやすいです。 例えば、棚とかを後ろにずらす余裕があると簡単に掃除することが出来ます。しかし、足りない場合は窮屈でなかなか難しいです。メモリーが少ないと大変なのと同じです。
宅配ボックスはあると良い。
そんなに重要じゃないだろうと思っていたのですが、あるとやっぱり良いです。ただし、ボックス付きの住宅にすると物件が限られる他、設置されていたとしても住居数に対して宅配ボックスの数が十分じゃないところが残念ながら多いようです。自分の住宅は幸いあまり使われておらず機能しています。 内覧する際には、宅配ボックスの空き状況をみて埋まり具合を確認しておくといつも埋まってるじゃん!という悲しみは回避できるかもしれません。
近くにスーパーがあるのは良い
自炊するならば、良いスーパーがあることはかなり重要です。近くでなくとも最寄り駅と自宅の間にあると寄り道で行けるのでGoodです。近年よく見かけるまいばすけっとは、スーパーとコンビニを間の子のような業態で品揃えが中途半端で値段が安くないという欠点があります。営業時間が長くだいたいのものは手に入るので便利ではあるのですが。
駅に近いのは良い
これは慣れもあるのですが。やっぱり近いほうが便利です。が、賃料はだいたい上がります。お金と相談。 場所によってはバスが充実しているかもしれません。例えば、ぎりぎりになりがちな朝だけはバスを使うとか。
浴室乾燥機は便利
天気に左右されないのは良いです。最近は装備されている物件が多いです。とはいえ、洗濯の手間であるハンガー掛けは必要なのでドラム式とか買っちゃえーという人は関係ないかも知れません。
24時間ゴミ出しは便利
ゴミの事情は自治体でだいぶ違う印象です。回収頻度が高くゴミ捨て場が遠くないのであれば無くてもそんなに気にならないと思います。

2018年9月11日火曜日

給与と業界相場について

給与はオファーもらうまでよく分からないと思います。だいたいは応募するポジションで上限は決まっていてあとは採用の裁量になっているように見えます。


私はWeb系から別業界に移った時、前職と同等と買いましたが必然的にマッチせずに困った顔をされました。その時は、色々分かったうえで採用を受けていたので、「業界水準は存じておりますので(出せるだけだしてくれたらええんやで)」と説明しました。相場観とか業界内でもどこが高いとかその辺りのナレッジはエージェントが詳しそうですね。私は3回転職していますがエージェントは使ったことも会話したこともないので分かりません。

お金だけじゃない福利厚生は入るまでよく分からない感があります。入ってみたらなんでもっとPRしないんだ!っていうぐらい充実している場合もありますし。

タイトルに関して言えば、散々言われているところではありますが、
やりたい仕事とお賃金が両立するのはかなり恵まれてると思うんですよね。

お金が出せるかってビジネスモデルとかに依存するから。

子供がいたら無限にお金が欲しくなる気がするし、お金のための転職をかなり考えると思う。まぁパートナーとかいないので戯言なんですが。

 

私は高専卒なのでいわゆる生存戦略的な所は人より意識してやってるつもりだったりします。具体的には、私は20代は経験値稼ぎに回す戦略をとっています。ホビーでは経験できないこと、中々出会えないスキルが高い人がいること、フルタイムワークで取り組めること、海外部署と接点があるか等です。とにかく、最悪くいっぱぐれないことって考えてます。

もちろん、なるだけ高い給与がもらえるところをスタートラインにできるのであれば資産形成とかはやりやすいと思います。

 

まとまりないですが、こんな感じで。

2017年8月28日月曜日

やる前に真面目に検討することは割と大事だと思う

このブログは個人のものであり…。ばーっと書き出すと脳みそが整理されることってありませんか?
あと、仕事の話じゃないです。
仕事でもよくありそうな話だけど。仕事の話じゃないです。

箇条書き
  • リソースはたいてい有限なので、これを無駄遣いするのはもったいない。
  • しかし、振り返ると往々にして無駄遣いして残念だなーと思うことがある。
  • 本当に無駄なのか?と思うとどうも目先の気持ちよさみたいのをとっている事が多い。
  • 目的や、やるべきことはちゃんと検討して決定したりアップデートしておき目先に手を取られないようにすることは成果を得るには大事なことではないか


脳内ダンプ
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真面目に考えたり検討したりするのは、めんどくさいし、手間もかかるし、調べたら調べただけ決断が大変になることも多い。
心理的にかったるい&時間的なコストなりがかかる。

ただ、これができるならこれも簡単にできる。みたいな感じで手を付けて、あーやってみたらあれもこれもないと微妙だわー。みたいなことは大変によくある。
とりあえず、せっせとそれに手を付けたりする。
ちょっとやればできる。ぐらいのスタートだったのに気付いたらえらく手間がかかっているとかあると思う。
要望があること、できそうなこと。からどんどん手を広げていく。というのは確実で目先の人に喜ばれるので、良いことをやっている実感ももてる。
というわけで、目先のことをどんどんやっていこう! ということを、述べたいわけではない。

自分が思うのは
しかし、しかしだ…。他にもっとやっといた方がいいことがあったんじゃないか?みたいなケース

なんでこんなことになっちゃうのかというと、
目的だったり信念だったりが不十分で、目先にとらわれない何かを確立しきれてないんじゃないか?と気付き始めた。
目的や信念が決まっていても青写真・中長期的なゴールポイントが決まっていない…、というより決めようとすらしてないことも多くあるみたいだ。
そのような大きな視点がないので目先の出来そうなことや、個人の意見や非常に狭い範囲でのサンプリングに突き動かされて決断して手を動かしてしまう。という感じ。

実はよくよく生い立ちを追いかけると、最初はきちんとあったのだけど、ゴールを達成した、環境が変化した、立ち上げたメンバーがいなくなった
などの理由で見直しなどがかからないで、目先まっしぐらになっているケースもままよくあるようだ。

リソースが無尽蔵にある場合は、いろんな横道にそれてたくさんの経験をして目先の人に喜ばれるのは素敵なことだし意義があると思う。
が、本当にやりたいことなり、成し遂げなきゃいけないことがある場合はそんな余裕は果たしてあるのだろうか? という疑問になる。


というわけで、原点なり立ち戻れる何かだったり、やるべきことリストみたいのは継続的にメンテナンスする。
これを広く共有して認知してもらう。というアクションは割と大事なんじゃないか? と思い始める。

2017年6月21日水曜日

SMB1はデフォルトでは無効にするのはどうか?というネタ

SMBはなんだかんだで、ローカルでファイル共有するにはお手軽で使い勝手が良いと感じているお気に入りのプロトコルです。
でも、中味は全く好きくないです。まぁ仕方ないですね。

さて、
ubuntu-develに投稿されたメールが気になりました。
RFC: disabling the SMB1 protocol in our samba stack (client, server) (#1697817)
https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-devel/2017-June/039820.html

投稿した人はUbuntuのセキュリティチームの方で端的には、SMB1の歴史は古く、
互換性のためだけに残っていて、仕様としても弱いので、切ってしまうのはどうか?というものようです。
本当に大元のトリガーはバグ報告からとなっています。(注:広義の意味でのバグ。チケットの1単位ぐらいの意味。改善提案も含めてバグと表記する)
提案の大きな根拠としては示されている次のページが大元のようにも見えました。
https://blogs.technet.microsoft.com/filecab/2016/09/16/stop-using-smb1/

また、上流のMLにもきちんと投げられています。
Disabling SMB1 by default
https://lists.samba.org/archive/samba-technical/2017-June/121164.html
スレッドは今見たら15件以上に伸びていました。いまいち、議論の流れがわからないスレッドですが……。
長期的には変更するのはありだよね。影響度とか色々あるのでサクッと切り替えるのは無いね。ぐらいの感じとして読み取っています。
microsoft.comドメインな人が技術的な部分で突っ込みを入れているのは興味深かったです。

私もちょっと思うことがあったので、せっかくなのでsamba-jpなMLに投げてみました。

http://cgi.samba.gr.jp/mailman/archives/sugj-tech/2017-June/000755.html
有意義な雑談と知見が得られたので満足です。
しかし、完全にsubjectの付け方が失敗してますね。普通にドキッとしてしまいます。これ…。(すんませんすんません)

2017年6月20日火曜日

USB Type-Cにはロック機構の仕様が存在する

Universal Serial Bus Type-C Locking Connector Specification



ぼそっと呟いたら、あるよ。と教えて頂きました。ありがとうございますm(_ _)m
該当の仕様書はUniversal Serial Bus Revision 3.1 SpecificationのUSB Type-Cの中にあります。
http://www.usb.org/developers/docs/

DisplayPortに見られるようなラッチ式ではなく、ネジ止め式です。
仕様書をみる限り、バリエーションとしては2つあるようです。
  • トップにネジを1本置いた凸型形状の、Single Screw USB Type-C Locking Plug
  • サイドにネジを2本置いたもので、Double Screw USB Type-C Locking Plug

また、@_tnak_さんが述べられている通りロック機構を備えている受け側は干渉しないので、
ユーザーがロック不要だと判断すればロック機構のないケーブルを装着できると、仕様書に明文化されていました。

Type-CはAltModeとモードが存在して、端的にはUSB以外のプロトコルを流すことが出来ます。
そのため、その気になればいろいろな用途が妄想できます。
例えば、凸型のシングルスクリューは現時点ではあまり用途が想像できませんが、コネクタを横に並べるような機材で発揮しそうです。