2022年3月26日土曜日

NFTとメタバースに関係するよくあるやりとりについて思うこと

 ポエムです。

私はvtuberを2018年9月からやっていてVRとかメタバースに関心があります。だいぶ遅いけど2021年3月にクリプトデビューしてこちらも関心があります。
この2つのキーワードとタイトルで察した方は同類の気配だと思うのですが、メタバースとクリプトで対立関係のような構図がしばしば観測されています。

具体的には、NFTでは○○ができる。メタバースには暗号資産(通貨)が必須であるといったようなものです。主語が大きいか、または技術的に利用経験者ならすぐに間違っているとわかるようなことがクリプトを主張するほうから投げかけられることがあります。
問題点を分解してみると、リスペクトがない、無断転載を始めとした実益の既存、技術的に正しくない主張が蔓延することによる界隈への信用棄損 などがあげられると思います。

実際、クリプト界隈は無法地帯で犯罪者がごろごろ自由に活動しています。健全な発展を促すべきであろう法人とかも滅茶苦茶なことをいったり、コピペ記事が散乱してしまっており、正しい情報を得ようとするのが困難です。

しかし、クリプトに関心がある身としては、これらに価値がないと決めつけて終わらせるのは大変もったいないのではないかと思っています。
具体的には、トークンエコノミーがもたらしうるものとかを少し考えてからですと、批判の質が変わってくると思うのです。

というのも、クリプトが驚くほどにまだ未成熟な分野だからで、ほとんどの素朴な課題は解決されていないからです。不運にもお金が絡む性質上、過熱してしまいそんな代物が多くの人の目に入るようになってしまったことです。さらに追い打ちをかけたのはCOVID-19で市場にお金がじゃぶじゃぶ投下された結果、株価は最高価格に、余ったお金が大量にクリプトに流れ込みました。私はITバブルってこんな感じだったんだなーと目の当たりにした気分でした。ようするに、どう考えてもナンセンスなプロジェクトとかに融資やお金がどんどんつくんですよね。

この記事を書いているのは23年1月なのですが、無事にクラッシュ(? 思ったよりも下がってないので冷え込みはここからかもしれないし、ゆっくりクリプトが成長しているのかもしれない。)しました。具体的にはアメリカの金利引き上げなどで一気に株価が崩れクリプトも以下略です。

そのおかげが、クリプト側の発言が小さくなって、この記事にしていたようなやり取りはあまり見かけなくなりましたね。でも、またそのうち何回でも繰り返しそうだなーと思っています。

以上、ポエムでした。

2022年3月21日月曜日

怒りを解消したいのか、それとも課題を解決したいのか

怒りの解消

この記事では、以下のような状況を想定している。

 「何かのトピックに対して、Aの意見は間違っている。リスペクトもないし技術的にも利用者ならすぐに分かる間違いを喧伝し、さらに実益を毀損する可能性もあり許せない。  」

このような事例に遭遇したとき、ツイッターが発展している社会では… というブラックジョークはさておき。

このような事例に遭遇したとき、なぜこんなことを述べるのだろうという意見を怒りと共に表現されるのをちらほら見かける。そこから、ゆえにあちらの陣営は敵認定とすというようなスタイルに発展しているのも見かける。

しかし、これはどちらかというと、物事を単純化し過ぎているというか…、単純化にもなっていないが。感情の怒りを解消したい行為であると感じた。

これを否定するわけではないのだが、繰り返し怒りの表現をされたりすると受け手によっては疲れてしまう。逆に同様に感じている人は共感し関係を強固にするかもしれない。表裏一体はあるにせよ、私は前者であることが多い。
また、敵対関係の構図を表明していると更にとっつきにくくなる。先鋭化していると感じるのだろう。

怒りをモチベーションに課題解決につなげる

怒りの解消を繰り返すことになるのは、怒りの源が次々に押し寄せてくるからだと思う。つまり、杞憂としている事柄を自分なりに解消する機会であると捉えることができるのではないか。
先の事例を課題解決につなげてみるとすると、次のように表現できると思う。
「最近よく○○という間違った意見が見受けられる。しかし、反証はここにある通り簡単に見つかる。このような間違った意見が繰り返しあちこちでされることには、XXのような実益を毀損する可能性が容易に想定できるので問題があると思う」 

最後に、「このような言説が依然と繰り返されていることに私は怒りを覚える」と付帯しても説得力は損なわれない。つまり、感情の源を理屈で整理しているところがポイントと考える。
この文章は問題提起である。正しくない意見を野放しにするのは良くないことが示されている。もちろん、1人がその意見を述べたところで状況がすぐに変わるわけではないだろう。一方で、これを主張した時から自分のスタンスは明確になり怒りを抑える要因になりうるのではないかと思う。また、1度作っておけばコピペして展開しやすいこともある。
 
技術的な正しさに基づいた意見や未来を一緒に議論できる仲間が増えていくのではないかと思う。これは、怒りの解消を繰り返しているだけでは中々到達できないと思う。

おまけ: 同じ穴の狢

先に単純化に基づいた敵対関係について述べた。

敵側の主張が科学的・技術的に正しくてもそれに気付かず自分自身が間違いに基づいて主張し喧伝してしまうというパターンも見かけている。

利用者なら反証が簡単に発想されるところから、自分自身はその技術に関して理解がちゃんとできていると飛躍して誤解してしまう。それゆえに堂々と技術的に正しくない理解に基づいて意見を感情的に主張してしまうという様である。

笑い事ではなくて、なまじ分かっているつもりで分かっていないパターンが一番怖いと思う。自分も気をつけたいところ。間違っていたら教えてもらえるような人でありたい。あなた鼻毛出てますよに近いかも。

この記事を書いた背景

タイトルの件をどうして思ったのかと書くと、ちょっと思うことがあることに遭遇したからに他ならない。しかし、それを書いてしまうと述べたいことが薄まってしまうので意図的に書かないことにした。
とはいえ、中々具体例無しだと難しい…。私自身も具体例を書いておかないと忘れちゃいそう。忘れちゃいそうと思っていると読み返したときに思い出すものだ。

ところで、このブログは個人の備忘録であるから、タイトルからずれたことを急に言い始めているのは容赦して欲しい。


2022年3月19日土曜日

優秀な営業さんに思うこと

優秀な営業さんは、共通してお客さんにハマるものを見抜くところだと思う。
そもそも優秀な営業とは何かというのがあるが、売上などのパフォーマンスでよいと思う。強引な手法を使えば短期で伸ばすこともできるが長期では信頼を落としたり無理がたたって自身のプライベートが弱くなる。

優秀な営業さんは、売りたい商品とか持ち合わせとかに依存しにくい。ハマる商品を持ち合わせていなくても分かっているから代案や売り込みが上手なのだと思う。
また、客層がそもそも違うとか売り込めないと判断するのも早い。お客さん側としては長々とやり取りした挙句何も成果がなく徒労になる。営業側からすると時間を消費して回転効率を落とす。先に書いたのと矛盾するが、話したがりのお客さんは多いから、うまく納得してもらって切り上げるスキルも重要だと感じている。

もちろん、大前提としてマーケティングの仕込みや取り扱う商品が魅力的であれば営業さんは苦労しないで、想定顧客に良い商品をどんどん売り込むことができる。逆に、そこがずさんだと優秀な営業さんでも難しい。パフォーマンス主義で評価する前提として、営業できる下地がなければやりがいもないしんどい仕事になってしまう。
ところで、優秀な営業さんは社内へのフィードバックもうまい。お客さんと商品やマーケティングのズレを的確にあげてきてくれる。好サイクルが生まれやすい。しかし、日報で報告を上げてもらうのは純粋な気付きじゃなくて捻りだしになってノイズが高まる印象があるので私はあんまり良いとは思わない…。

しばしば、顧客志向、お客様第一主義という話がされる。こういった時、自分が営業職をやる時にどんなものがそろっていたら嬉しいか考えると比較的社内でも合意がとりやすくてオススメです。

(なんか急に語りたくなったのでポエムりました)

2022年3月13日日曜日

メールだけで仕事ができない理由

2019年7月の下書きを 2022年3月に眺めて書き足したり修正してみたりした。

何の話かといえば、Slackを始めとしたチャットツールやWiki、フォーラムをどのように使うのがいいだろうか? という平凡な悩みである。

特に部署を超えるとアクセス権などの観点から、ツールは最大公約数としてメールになってしまうことがしばしば。メーリングリストを使うのが慣れた人々ならば回るのだが基本的にそんなことはない。
結果として、部署を超えた話については改善がなかなか進まないとか情報が見えなくサイロ化しがちと感じている。

そのため、社内Wikiのように基本的にオープンアクセス可能なものがあると良いと感じている。しかしながら、実際にはこれも難しいとも感じている。書き手は常に不足し陳腐化した使えない情報が滞留していきがちだからである。また、ある程度の規模になるとWikiのお守りが発生してしまったりだとか検索性能が著しく落ちるとかで導入できないところもよく見る。

2022年。DiscourseやNotionなりといまだにこの辺りは新しいやり方がサービスとして提案されていたりする。 

 

ところで、SaaSは一人頭980~1500円ぐらいで貧乏性の私からすると高いなと感じてしまう。実際には、人件費が中途半端に安いのが悪い。もしくは、日本の円がアメリカドルやユーロに対して安くなってきている。もし、無限に人件費が高ければ新しい機材もサービスも効率化できれば短期間にペイできるからである。
こうなってしまうと、ますます効率化から遠ざかって勝ち負けの差が大きくなっていってしまうのだろうなと感じる。
ツール導入に踏み切れないのは、3年単位の視座とコスト感が正しく持てないからだと思うのでマネージャーや経営者には頑張って欲しいところである。(この文章がブーメランしないことを祈る…!)

緊急対応を訓練するということ

会社で通報と緊急処置の訓練を受けてました。内容的には小学生でも習ったことがあるようなもの。でも、声出しをしたりするのが特徴でした。

そしたらなんとその日の帰りに、電車を待っていたら横で人がドサッと倒れるところに遭遇してしまいました。黄色い線の内側だったので落下しなくて良かったです。
すぐに脇を抱えて安全なところに移動させて周りの複数の人にAEDと駅員さんを呼んでもらうなどができました。脈あり、呼吸ありでとりあえずは大丈夫なことを確認して、カバンを枕にして体制を安定させたところ駅員さんが来る前には意識が戻ってました。

 過去にも電車内で同じような場面に遭遇したことがあり、貧血だったのでそれを疑っていましたが実際そうだったようです。睡眠とカロリー大事。

初動が大事なシーンでは、助けたほうがいいのかなと躊躇する時間が命取りとなります。
自分の安全第一に確保してすぐに動ける というのは、訓練を積んでいないと中々難しいという実感があります。 言い換えると、訓練していれば結構動けるということです。

火災訓練・地震訓練もサボることなくしっかり受けておくことでいざという時にも冷静に行動できて生存できるかもしれませんね。

誰も悪くない。という素敵なようでただの残念な話

このブログは個人のものであり…。ばーっと書き出すと脳みそが整理されることってありませんか?
あと、仕事の話じゃないです。
仕事でもよくありそうな話だけど。仕事の話じゃないです。

今までせっせと誰かがやってくれてたけど、その人がいなくなってしまった。
それは誰かの役に立っていて、割とみんながその恩恵を受けていた。
その人がいなくなってしまったので、なんでこれができてないんだ。という問題に発展するも、
誰かが勝手にせっせとやってただけなので、誰も悪くないということが判明した。めでたしめでたし。

目的を達成することを管理する人は、何を抑えて達成しているのか。というのを適切に把握してタスク(仕事)化する責務があると思う。
少数のグループの場合は、それ得意だしやるよ。片手間でできるからやるよ。と言ってくれて引き受けてくれることも多い。
結果的にタスクが人にアサインされて走っている格好になる。これを然るべき人が適切に把握した上で割り振っているか?というとまた別のところである。
だいたいはどーでもいいことは、そんな管理は必要ないのだけど、これができていると色々強い。
上手く回っているOSSのプロジェクトとかは管理はされていないけど、見える形になっていて辞める時も影響が内容に調整して引退しましょう。となっていることが多いような気がする。

逆に管理していなければいけないのに、それを認知しないでほったらかしてしまっているケースもあるようで。
然るべき人には、それあなたの責任範囲であなたの仕事ですよ。と釘をさす必要があるのだが、
たいていそのように伝えても認知してないので、順を追って説明しないと理解してもらえないだろう。
#あれちょっと仕事の話っぽい?

Ubuntu 17.04リリース記念オフラインミーティング17.05で登壇した

Ubuntu 17.04リリース記念オフラインミーティング17.05に参加して簡単に登壇していたらしいです。 資料はWikiの方にファイルが置いてありました。

https://wiki.ubuntulinux.jp/Events/OfflineTokyo201705
http://gihyo.jp/admin/clip/01/ubuntu-topics/201704/21

#技術書典 9 でいくつかの本を購入した

https://techbookfest.org/event/tbf09 今回はオンラインイベントでした。
元々自分も参加しようかなーとちょっと思っていたのですが、書こうとしていたプログラムがメジャーバージョンアップして互換性が壊れたとかで今回は見送っていました。

とりあえず新刊だけ漁らせていただきました。あまり多くはなかったのかな。
並び方は似たジャンルは固まっているように見えましたが、そろそろジャンルコードみたいのはあってもいいのかなーと思いました。
「悩んだ時に読む本」のタイトル通り、逆引きやTips集のように読むと良いのかなと思いました。私は頭から読んで行ったのですが、引っかかりを覚えて読むのに苦労しました。例えば、内省支援という章に移るところとか、内省支援と1on1の関係が暗黙的に定義されて急に語られれているように感じるなどです。
他にも、1on1とは という章があるのですが、定義がカチッとなされていません。目的を設定して行いましょうと述べられてはいるのですが、それでは残りの本文に対しては抽象度が高いなと感じました。
1つ1つのエッセンスを得るにはあるある事例が多くそれに対する著者の考え方が書かれているので良いと思います。 内容はしっかりあってよかったです。でも、ちょっと高め。特に「支えた技術」というタイトルに対して内容の大半は経験トークなのでそこを期待すると外すと思います。
会った人全部について触れられているのはなかなかすごい。自分も街コンや出会いアプリ使ったことがあるけれど、結構似たタイプの人と会ったことがあるので普遍的にそんな感じなのかもーと思えた。
表紙が変わったのは他の方の本を見てよいなと思ったからだそうです。印刷版も頂いたのですが一層可愛く見えますね。
技術書典のサイトでずらっと並んでいる時にタイトルがしっかりと目に入るのは結構重要だったりします。イラストはさておき、きちんとタイトルが目立っているのは良いことです。
クロスプラットフォームにリンク周りのことが書いてあるので、そういえば他のプラットフォームって事情どうなんだろー?みたいなかゆい好奇心を満たすのにオススメです。

おすすめコンピューター関係の技術記事いろいろ

 なんか急にふと思ったので、パッと書き出してみました。きちんと紹介しようと思ったら意外に難しかったので雑感になります。

 

  •  Wirelessのおと https://www.silex.jp/blog/wireless/
    • 京都の会社であるサイレックス・テクノロジーさんの技術ブログ記事です。
    • 名前の通り、無線規格の解説などが多いですが
    • 私は直接関わったことはないのですが調達品を使わせてもらっていたことがあります。実装を自前で起こす系のベンダーさんで色々やられています。
    • 書いている中の人はずっと同じでYSさんという方。2017年に一旦途絶えてしまったのですが急に再開されて私をはじめ一部の人は喜びにあふれていたという噂。
    • 基本的には標準規格についての解説だったりするのですが、最終製品作りでぶつかるよくある話、規格の経緯、あるべき論なども交えて15分程度で読める内容に収められています。
    • チクリとした個性が光る文体にもファンが多いと思います。会社のブログだと削っちゃいそうなところがしっかりあるのが良いところ。わかる~となること請け合い。
    • 大量の記事がありますが、古いものから全部読んでいっても陳腐化していません。新人さんはもちろんシニアな人にもおすすめです。(カテゴリはあまり設定されていないのでバックナンバーの日付のところからどうぞ)
  • 後藤弘茂のWeekly海外ニュース https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/
    • PC Watchというニュースサイトの連載です。後藤さんはライターさんの名前でそのままですね。
    • 主にパソコン関係のCPUやGPUの中身の話が書かれています。
    • 2020年に連載は止まってしまいました。 
    • チップベンダーが出した製品向けの情報や学会などから情報収集されているように見えます。それを日本語化するのではなく、いったん自分で資料を作り直しています。(図などを開くとPDFになっていて彼のクレジットが入っています)
    • 過去の経緯など交え、どのように進化しているか解説されています。素人の私でも分かった気になれるのがすごいところです。ちゃんと理解するには3周ぐらい読み直したり過去の資料を引っ張ってくる必要があります。
    • さらに、このように発展するのでは?課題はここにあるのでは?という部分が述べられているのも良い点です。その精度はすさまじいです。
    • こんな記事が無料で読めていいんですか… といつも思っていました。
    • こちらも過去記事から全部読んでいっても損がありません。自信がある方は答え合わせをしながら読んでみても面白いかもしれませんね。
  • VA Linux エンジニアブログ  https://valinux.hatenablog.com/
    • VA Linuxさんは老舗のOSS屋さんという印象です。
    • 前から技術記事があるのですが、もう少しラフに公開できるようにと2020年から新しくはてなブログで再始動されていたりします。内容は下回りを中心にコテコテですが全く分からんという内容はさすがに書かれていないように見えます
    • 昔からある技術記事はこちらから読めます https://www.valinux.co.jp/technologylibrary/document/
  • SOUM/misc https://www.soum.co.jp/misc/
    • 創夢さんも老舗のOSS屋さんですね。
    • 内容は下回りやvimに関するコテコテ系が多いです。
    • あまり更新頻度がないのと並び方が複雑でちょっとアーカイブ掘りにくいですね。  

 

この機会にRSSリーダーの登録を眺めたのですが404になったり、もう長く発言されていない人がいたりと感慨深い思いになってしまいました。
今ではQiita, Zenn, Quora といった技術系投稿サイトが主流かもしれません。2010年頃は自前でブログを書くのが主流な感じだったと思います。10年前なのであんまり覚えてないですが。

ではでは。