https://support.google.com/googleplay/answer/1100462
iTunesから移行できる。5万曲保存できる。
対応ファイル形式はMP3/AAC(DRM対応含む)/WMA/FLAC/OGG/ALAC、1ファイルあたりの最大容量は300MB。というのはいろんな記事で取り上げられています。
一方で、多くの記事で触れられていませんが、アップロード時にMP3の320kbpsに変換されてしまうのですよね。
この記事はそれが触れられています。
Apple MusicのライバルGoogle Play Musicを速攻レビュー 4/5 ロッカー機能は便利だが登録に時間がかかる
この記事で正しくないのは次の一文です。、
アップルのiTunes Matchではビットレートを256kbpsにしてアップロードするので、Google Play Musicの方が高音質ということになる。iTunesはAACの256kbpsなので、MP3の320kbpsより高音質です。
ビットレートで比較すると大きいのは事実ですが、音の善し悪しで言えばビットレートだけでははかれません。
私の体感になりますが、MP3の320kbpsはHE-AACの128kbpsよりも悪い事が多い印象です。
つまり、容量が半分以下でより良い音質であると自分は思っているわけです。
昨今のストレージはテラバイト級ですが、容量が小さければアップロード時もストリーミングするときも有利です。
私はOggVorbisというマイナーなオーディオコーデックを使っています。
Vorbisはパテントフリーであること、フリーの実装があることからPCゲームなどで広く使われています。
私がこれを選択した理由は、音質と容量のバランスの良さで、Vorbisの160kbps相当(q5=クオリティー5)でAACの256bpsと張り合えてると感じたからです。
GoogleはYoutubeにWebMというビデオコーデックを使っていると聞きます。これの音声コーデックはVorbisです。
もう少し本気で戦略的にVorbisを使ってもいいんじゃない?と思ってしまいます。まぁこれは私がVorbisのファンだからの発想だとは自覚していますが。
もう少し細かい話をすると、
確か比較した当時のiTunesにはHE-AACが比較対象になかったのでこうなりました。
体感としては次のとおりです。正直違いがあることはわかるけどどちらが良いか?というとパッとこちらと言えないという形で並びます。
MP3/320kbps << Vorbis/q5 ≒ AAC/128kbps < HE-AAC/128kbps < AAC/256kbps
なぜ私が音質にこだわるかというと、それは聞いている音楽に関係します。
私はEDM(ダンスミュージック調(4つ打ち)でシンセサイザーやデジタルな破壊的なサウンドを多用したジャンル)や電波ソング(早めのビートにこちらもデジタルなサウンドを散りばめたり歌詞に特徴的な要素があるジャンル)が好きです。
こういった音楽はものすごく情報量が多いです。情報量が多いというのは楽器数が多かったり、倍音が多かったりとかをイメージしてください。
せわしないともいえるでしょう。それでも聞き疲れしなかったり引きこまれたりするのは、丁寧な音作りと曲としてまとめ上げるミキシングによるものが大きいと感じています。
1つ1つの音はプリセットを使えば割りと簡単に再現できますが、楽曲を再現するのはとても難しいように感じます。
それは音を抜いたりとかそうゆう地道なものの結果だからだと思います。
そうして作り上げられたディテールをリスナーが感じることで感情が揺さぶられ良い音楽と感じるものだと私は考えています。
では、このディテールが損なわれた時どうなるのでしょうか?
ただ騒がしいだけ、今時っぽい音楽、チープな音楽と感じてしまうかもしれません。
マイナスの印象ではなく、もっと切ないのはこうゆうもの。と認知してしまい本来持つ素晴らしさに気付けないことかもしれません。
私はそうゆうふうに思っているのでMP3で販売しているAmazonMusicやGooglePlayMusicで音楽を買うことはありません。
昨今のハイレゾブームはその点で良い流れだと思います。ラブライブのハイレゾが話題になったりするのは良いことだと思います。
例)http://sirrow.info/archives/229
行き過ぎたレベルはちょっと私にはわかりませんが。
と、最初の2行でブログの内容は完結したのですがいろいろ思うところがあってつらつらと書いてしまいました。
このように書いたけれど最近は音楽聴けてないし漁ってもいないです。つらいことにMP3/320kbpsでも普通に聞ける耳になっちゃってました。
(自慢じゃないのですが当時はMP3/320kbpsでも、おっ、MP3だなって分かったんですが…)
とりあえず、1万円のイヤホンとAACで音楽を聞いてみると世界が変わることがあるかもしれません。
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