2021年10月6日水曜日

初代Ryzen 1800x はWindows11非対応でした

 私のデスクトップPCで使っているCPUは、Windows 11非対応でした。

Ryzen 7 1800x

Ryzen 7 1800xは、2017年3月に販売開始された 8core 16 thread 基本クロック3.6GHz というパワフルなCPUです。AMDが復活するヒット製品Ryzenの初代モデルです。

GeForce RTX 3080と組み合わせて4Kゲームもさくさくですし、VRゲームも問題ないです。
普段使いではその性能を使いきるのは難しいです。使いきるのはUnityなどのビルドやビデオエンコードなどあればあるだけ消費するタイプのワークロードぐらいでした。

Windows 11

2021年10月に販売開始された久しぶりのメジャーリリースのWindowsです。
当初はWindows 10 は2015年7月末に販売開始され最後のバージョンとして出荷されました。時系列的にはMeltdown&Spectre脆弱性もまだないころの話ですね。

さすがにメジャーリリースしないのは難しいとなったのかWindows 11が出てきました。メジャーリリースとはいえ、無償でアップグレードできるため今までの大型アップデートと同じ要領で更新できると思っていました。しかしながら、冒頭に書いたように必要な要件を満たしておらず私のマシンでは更新できないことが分かりました。

理由としては、セキュリティ要件の底上げがあり、利用中のCPUは対応する命令が不足していることに起因しているようでした。パフォーマンスとバランスさせた実装ができないからサポートしないことになったと思われます。

なぜ要件を引き上げたかの説明はこのブログに記載あります。

ハイパーバイザーによる強力な分離

Windows11では、もはやWindowsのカーネルは直接稼働しません。セキュリティのためにハイパーバイザーの上に載っています。以下のブログのVBSのくだりがそこです。

実は、Windows10においてもWSL2(WindowsでUbuntuが簡単に動かせる機能)を有効にすると内部的にはこのアーキテクチャに切り替わっていました。

終わりに

セキュリティ底上げとメンテナンス性のためにばっさり切ったのは英断だと思います。セキュリティ的にはそのハードはもう使えないよというのは中々直感的に受け入れがたいところもあるのも事実ですが。

今後どうしようかなというところですが、Windows10のサポートは2025年まであるのでそれまでは使い続ける形になるかなと思います。
そのころまでにはDDR5メモリに入れ替わっていることも期待できますから、どこかで全て刷新することになるでしょう。その時、GPUのRTX3080も陳腐化しているのでしょうか。楽しみ半分怖さ半分です。

ではでは。


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