2013年2月23日土曜日

OSC2013 Tokyo/Spring参加しました。 #osc13tk

オープンソースカンファレンス 2013 Tokyo/Spring

午前中は野暮用があり参加できず。
今回はセッションを3つ聞いて終わってしまいました。うーん、ブースに寄れなかったのは思ったよりも失敗でしたね…
まぁ野暮用を作ってしまった自分の問題なので、気をつけるということで。
それでは、順番に書きなぐっていきます。


最新Samba 4.0.0新機能のすべて

たかはしもとのぶさんといえば、Samba-jpMLを購読していれば言わずと知れたお方。
今まで興味はあったのですが、一度もお話を聞いたことがなかったので参加してみました。
もとのぶさんの声が大きいのが印象的でしたw

新機能の全てというと、大変凄そうですが一言ActiveDirectory(AD)が実装されたよ!で終わってしまいます。
Samba3.6系の部分については、そのまま取り込んでる形なので新しいこともなければ削られた機能もないとのこと。(厳密にはあったような気がしますが)

ADについては、どれぐらい実装できてるの?というのが気になるポイントになってくると思いますが、
シングルフォレスト、シングルドメイン、シングルサイト構成についてはだいたい実装済み。それ以上の大規模向けについてはこれから
と言ったステータスのようです。
なので、運用はWindowsからガリガリ操作できると実演してくれました。もちろん、コマンドベースもサポートしていてその場合はsamba-toolを使うとのこと。
今までの(?)Sambaと違って設定ファイルsmb.cnfで定義するものは5個程度というのも違いかもしれません。
まぁADなので、サービス自体別物なので比較する意味は全くないのですけれど。

ところで、UNIX系でディレクトリサービスとしてAD使ってみるか~というのは今はやめておいたほうがいい状況のようです。
というのもUID/GIDやログインシェルなどを変更することができないらしいのです。これではNFSとかでちょっと困ってしまうことになります。
というわけで、開発者からも従来の用途の置き換えとして使うのは非推奨とのことらしいです。

しかしまぁ、一般人でAD使う人ってそんなにいないですよねぇ?

LibreOfficeの翻訳話 〜あるいは単なる愚痴話〜


あわしろいくやさんといえば、OpenOffice.org日本ユーザー会立ち上げ人としれたお方。
そのうちビデオがニコニコ動画のオープンソースチャンネルで公開されそうな感じです。
Libreの前身はドイツのStarDivisionStarOfficeだそうです。なんと、これが20年前!
Linuxが出てきたのもちょうどその頃ですから、歴史の長さを感じますね。
日本語翻訳が始まったのが10年前ぐらいかららしいです。
そんな訳でいくやさんがLibreの翻訳を始めるときに、翻訳済みの部分についても少し古臭くなってしまっている部分があったので、ソフトが進化するなら翻訳も進化するべきだという信念をもったそうです。
ともかく、大きなところとしては
  • 翻訳怖くないよ。
  • 変なところがあったらぜひ指摘してね。(=教えてね)
  • LibreではMLに入って報告してね
MLを使っているのは公平 公正 公明だからそうです。
確かにアドホックにIRCや今だとTwitterなどでやるのは非常に手軽で楽ちんですが、なかなか三公をフルフルに満たすのは難しいですからね。

あとはFLOSSだとあるある話が結構多かったです。
興味が有る方はぜひ、ビデオで。
あとで少しお話させて頂いたのですが、ニコ生(放送)をやっているからこその愚痴話だったとのこと。
つまり、OSCに来ない程度だけど関心がある人にリーチできるという意味合いですかね。

Ubuntu


ちょうなんさんのお話。残念ながら私はちょうなんさんのアクティビティを把握していないのですが、Japanese Teamの一員であります。
そのうちビデオがYoutubeかなんかに上がりそうです。
  • スラドなどでちょっと話題になったStallman vs Jano(Canonical)
  • Ubuntu Web Apps
  • (あともうひとつあったはず・・・すみませんメモがなくて)
についてお話されました。
前者はプライバシーについてのお話でした。丁寧に背景を説明された後に、Ubuntuの行動規範やGoogleMapなどを示しながら、解説されていてとてもわかり易かったです。
後者については、なんとMatsuyaアプリを作ってました。スケルトンに近いとおっしゃってましたがとてもイメージが湧き易かったです。
あんまり興味を持ててなかった機能なのですが、気になって参りました。なんというか、デスクトップの可能性を感じました。

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