2023年8月21日月曜日

Twitterがいつの間にか終わってしまった

ツイッターが無くなってしまった寂しさ

最初に実感したのは、TwilogとかTogetterなどの外部アプリが突如としてAPI連携できなくなり、サービス停止になってしまったことだった。API連携は負荷が高いらしく、かなり高額なプランを契約しないと使えないらしい。結局、TwilogはTogetterの運営に売却されてその一部としてサービス継続となったのだが象徴的なエピソードの1つといえる。そうはならなかった、リツイートした1個後をみるやつとか、全消しくんみたいなやつは使えなくなってしまったようだった。

アイコンが見慣れた青の鳥から、ダークヒーローっぽいXのアイコンになった。
ファビコン(サイトのロゴ画像)が置き換わってから、いつの間にか同じタブをいっぱい開くようになってしまって、思った以上にこのアイコンは視認性があって分かりよかったのだなと思うと同時に、各種シェアボタンからも消えてしまっていくと思うと寂しい気持ちになった。

また、ツイートする、リツイートする といった今ではすっかりお馴染みになった用語も、ポストする、リポストすると置き換えられてしまった。そこまでするのかという驚きもあったが、理由は説明できないがこれには強烈な寂しさを感じた。

私とツイッター

思えば、ツイッターは私が高校2年あたりからずっと使っていたサービスで、どうも私の性に合うらしくほぼ毎日ツイートを垂れ流していた。そう考えると15年弱(一応ぼかす)使っているわけで笑ってしまう。ツイッター中毒なのは間違いない。

アカウントを作ったのは、IT系な人たちが使っていて誘われていた。でも、本当に作ったきっかけはクラスメートが作ったのでやろうよと声かけてくれたことだった気がする。

フォロー数が増えると全部読めないなんて思ったこともあった。今ではすっかりアルゴリズムが選定したツイートを読むのが基本になっている。本当にフォローしたい人は通知機能を使ってウオッチしている。

クライアントはいつの間にか公式以外は利用できなくなっていたが、スマホはTwicca、パソコンは青と黄色のTweetDeckという感じだったので、あまりそこに愛着じみたものは無かった。

基本的にフォローするのはクラスメートとかではなくて、IT勉強会を実況する人とかイベントを開催する人をフォローしたりが多かった気がする。そのおかげで、また開催されるイベントを知るきっかけになり、自分も実況したりしていた。また、知らない人にメンションすることにあまり躊躇がなかったので思ったことがあったらフォロー外でもメンションさせてもらったりした。アニメ実況も盛んだったような気がするが、自分は録画だったのでそちらは使ったことがない。

ツイッターで仲良くなった人がいるかというとちょっと覚えがない。オフ会も参加したことがない。ただ、上述のようにフォローしているとイベントでお会いするというのは非常によくあって、何回か同じイベントに参加し懇親会に参加すると顔見知りという関係にはよくなっていた。そのような意味ではオフ会をしているのかもしれない。

私がフォローする人は年上の方が多かった。そのせいもあってか、ここ3年ぐらいはアクティブな人が結構減った印象がある。みんな結婚したり子供ができたりとライフステージの影響が多い気がする。自分自身もツイート頻度は下がっている気がする。

Twitter Japanが解体されたことで、サジェストの内容ががらりと変わったことは中々に衝撃的だった。アルゴリズムベースではあるが、そのウェイトについてはかなり介入があったということである。そのセンスがあまりに残念で人々を無駄に分断したり誤解を与えたりしたようだ。理解はしていたつもりだが、メディアのパワーを再実感したし、自分の考えに大きな影響を与えてることも再実感した。

ともかくとして、間違いなくツイッターは私の寂しいを補ってくれてたと思う。反応があるわけでもないが、誰かが聞いてくれるという実感があった。壁に話しているのとそう変わらないはずなのだが面白いものである。そして、寂しさを感じないで済んだ代償に婚期を逃した説は相当にある。(といいつつ、これを書いているタイミングではパートナーがいる)

これからについて

Xとブランドを変えてくれたことは皮肉にも嬉しく思う。なぜなら、今のXは好きではないサービスだからだ。APIが絞られたのにクリプト関係を始めとしたスパムは大量にあるし、アルゴリズムはいまいちでメンタルがしおれることが多い。先に書いた通り、IT勉強会の実況文化もいつの間にかフェードアウトし、メンションする機会も減った。

今のXはすぐに壊れるし問題も感じるし魅力をあまり感じない。しかし、これは過渡期だと思っていて、そのうち目がつくような問題は解消することになるのだと思う。コミュニティノートみたいな仕掛けは面白いと思うし頑張っているところだと思う。(悪い使われ方をするような気もするけど)
だから、新しいXが魅力的になれば使い続けるし、もしかしたら課金する日も来るかもしれない。逆にしんどくなっていけば素朴にフェードアウトすると思う。今のところ、他のサービスを使ってみたいとは思っていない。

ともかく、ツイッター中毒の私はじゃあやめるぞという感じにはならずだらだらと今も使い続けている。その昔にマストドンが流行ったように、また今一度オルトツイッターのサービスが盛り上がっているようだ。フォローしたい人の何人かはそちらに移住しているが、前回と違って複数のサービスがありみんなバラバラで、アカウントを複数使って巡回するかというとそういった労力を惜しむほどではないというバランス感覚にある。

さいごに

改めて、ツイッターの何が魅力で自分にとってどんなものだったのか書いてみたけれどそこまで明確なものではない。ただ、なぜか寂しさを感じるシーンがようしょようしょであったので書いてみた。Xがかつてのツイッターになることを願うが、それはやっぱりツイッターで、リツイートとかなのではと思うとむず痒い話である。
類似サービスについては、利用予定はないが、全てのツイートを表示できないことや広告の観点からアルゴリズム型が多くなると思う。この点については、メディアという認識は今一度持っておきたいと思っている。

終わり

2023年8月19日土曜日

中国恒大集団が米で破産申請で考えたことのメモ

中国恒大集団が米で破産申請、債権者からの差し押さえ回避狙いか…負債額49兆円
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230818-OYT1T50148/

このブログは個人の備忘録です。

金融のことってわかりそうで本質がいまだに掴めていません。早くNISAとかやったほうが良いのに…。

さて、このニュースですがいったいどういうことになるのでしょうか。
これについてちょっと友達と雑談したのでメモ書いておきます。

  • 基本的には、期日までに融資(借金)を返済できていれば赤字でも経営できるのが会社というもの
  • 一方で、黒字倒産という言葉がある通り、期日までに返済ができないと倒産してしまう
    (上記と合わせてキャッシュフローが大事という話)
  • 期日を待たなくても危ないと思ったら融資を引き揚げたり差し押さえたりできる模様。恐らくここは契約次第なのだと思う。(商習慣を始め理解がないためため妄想)
  • 中国の不動産周りについては長らくバブルを指摘されていて、その象徴ともいえるのが中国恒大集団
  • もし、不安が広がり次々に引き上げられてしまうとあっという間に現金が無くなるし、売りが売りを呼ぶみたいなことが起きる
  • 通常は返済が難しくなって会社を畳むために破産手続きを始める。ただ、今回はもう少し攻めの感じで、不安による引上げが重なり市場不安が発生させないことを目的に申請したという見立てがある
  • ということは、十分な資産を有している可能性があり多くが返済されてめでたしめでたし となる可能性がある
  • しかし、ここでの資産とは不動産関係である。土地やマンションが実需にそぐわない形で資産価値を持ってしまっていることがバブルという話であり、日本で手痛く経験したことである
  • 結局、金融の貸し借りについては、貸したお金が期日までに利子がついて返ってくることが望めれば成立し、返ってこなかった場合の保険として担保がある
  • それが合理的な内容なのかは借り手・貸し手の当事者の間と市場によって形成されているだけである
  • 今日の金融は証券化しそれをミックスしたりパッケージにしたり。つまり、確率をはじいたものをまぜまぜにしたりとしている。そのために、ドミノ倒しで弾けていくことが恐れられている。これは国家もうまく把握しきれていないというが現代の金融の問題点 という理解。
  • さて、どうなるのか…?
この中国不動産バブルの話は今に始まったことではないので市場全体としては織り込み済みにつき、無事に軟着陸に成功するだけかもしれません。
ただ、この楽観的な予想が外れて市場が混乱することが懸念とされているのでしょう。海外資本がどこまで入っているのかだったり、中国経済の混乱が何を及ぼすのかだったり。

個人のレベルでは株などをいったん現金化しておくとかそういうのはあるかもしれません。そういえば、株価が上がって喜んでいた人は多く見かけたのですがそれを利確(キャッシュ)にした人はあんまり見ないんですよね。この辺の塩梅が正直私にはとても難しく感じています。その点で売却しないで得られる配当とか金利は気持ち的には扱いやすいなと感じます。

2023年8月16日水曜日

MIT-0ライセンスというのを知った

ツイッターを眺めていたら、MIT-0ライセンスというのを知りました。
  • CC0の問題点
    • 厳密なリーガル文章
      • 一般人に読みにくい
      • プログラム向けのライセンスではない
    • サンプルとして活用したときにその人もまた著作権を有して再頒布時についてあまり自明じゃない
  • MIT-0の有利点
    • 広く使われている緩いソフトウェアライセンスのフォーク版であり、表示義務の1パラグラフのみ削除と明瞭であること
    • 当然、ソリューションがフォークされた時もシンプルに分かりよい

各リンク
https://github.com/aws/mit-0
https://licenses.opensource.jp/

読んだツイート

2023年8月3日木曜日

何を言うかでなく、誰が言うかの時代

 当時なんかそんなことを思ってタイトルだけが残っていました。誰が言うかはもうこの10年そんな感じだったとは思います。改めて思ったのは、特に生成系AIが一気に民主化されたから。

哲学的な話よりも実務的な観点として、情報がものすごく溢れていて確からしさについて調べる時間・コストが容易でない以上、発信者を信用するかがますます重要になってしまうなと思ったような気がしますね。

2023年8月2日水曜日

映画 君たちはどう生きるか を観た

ジブリ作品は、千と千尋の神隠しぐらいしかちゃんと観たことがありません。あんなに何回もテレビで放送されているのに、なぜか観てないんですよね~。それでも、今回あらゆる情報が伏せられた状態という剛腕マーケティングが気になって足を運んでしまいました。

 何度か書いてきましたが改めて書くと、本作のタイトルは、吉野源三郎が1937年に発表した児童向け小説の題名と同じです。宮﨑駿監督は子供の頃にこの本を読んで大変感銘を受け、それで今回、自作のタイトルに借用させてもらいました。しかし、映画の中身は吉野の小説とは全く別で、宮﨑監督の完全なオリジナルです。
> https://www.ghibli.jp/info/013753/ 2023-08-02 引用

感想としては、映像と音は良かったけどストーリーとかはうーんという感じでした。
素朴に自分の教養が足りないなと。ちょうどクラシック音楽に対する印象です。いろいろバックグランドとかを知っていると楽しめるけどそれだけ接種するとわけわからんみたいな。逆にその辺りが分かっている人が見るとだいぶ面白いだろうなーと思いました。

2023年8月1日火曜日

映画 ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE を観た

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE ブルーレイ+DVD(ボーナスブルーレイ付き) [Blu-ray]

ずっと待ってました第二弾。第一弾はトップガンでした。

個人的にはディープな重い感じがして楽しかったです。ただ、3時間弱の上映時間は単純に疲れちゃいましたね。もう少し短めでおなしゃす!期待値が高かった分、過去作と比べるとちょっと満足度は下がっていたりもします。
一番のお気に入りのシーンはカーチェイスシーンです。コミカルさとスピード感が溜まらなかったです。あと、パリスの車に乗り込むシーンが私のフェチに刺さりました。

映画を見慣れていないパートナーからは、何もわからなくて楽しめなかったと言われてしまって、あーそうかもと思いました。スパイ映画のお約束とか分からないと登場人物が多くて難しいかも。また、自分も過去作品を全部見ているわけじゃないので分からない部分もありました。

IMF - 主人公が所属する世界平和のために頑張っている国に依存しない独立機関…?元CIA下
CIA - アメリカの情報機関
MI6 - イギリスの情報機関
エンティティ勢 - 今回の敵役。ロシアが開発して原潜に搭載して実験してたAIで暴走。 "それ" と翻訳されてた。AIなので、現実介入の登場人物としてはガブリエルとパリスの2名が出てた。
鍵 - エンティティを制御できるとされている物理鍵。世界の派遣が取れると思っているのでみんなで奪い合っている。でも、別の問題としてその鍵をどこで使うものなのか知っている人間が少ないために、これが3つ目の鍵扱いされている。
デッドレコニング - 位置情報は対戦において最も重要。GPSを使えば位置が正確に分かる。ただし、海の中に潜ってしまうと電波が通らないので分からない。そこでジャイロセンサーと呼ばれる傾きや加速度が分かる装置によって積算することで位置を把握する方法。ただ、積算なのでどんどん誤差が広がっていくので補正のため浮上しないといけない。映画では装置によって誤差ゼロで補正しなくてもよいので圧倒的優位な潜水艦という形で表現されていた。

分からなくなっちゃったのは、ベネチアのどっちかを選べのシーンであのやり取りと格闘シーンでした。どちらも美人で顔の区別もできなくてよけい分からなくなってしまいました。